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#2 拡がる道路、寂れる道路

舗装で分かる、道の興隆と衰退。

交通量が多く、重量車の度重なる通過などで路面が傷んでた道路は、やがて(予算がついたら)補修や舗装のやり直しが行われて快適になる。その逆だと、いつまで経っても路面のでこぼこが直らず、夏場なんかは舗装の裂け目から草が伸びていたりもする。

#1でも示したように今の通勤路は、約20年前の時と同じ部署。その頃と比べると各所で格段の改善が図られている、場所もある。渋滞解消という点では横浜新道の拡幅効果は大きかった。それでも新保土ケ谷ICの渋滞を「読む」のはなかなか難しい。また、高速湾岸線が金沢で横横とつながり、ルートが増えたことで、日野IC付近の上り渋滞はだいぶ楽になった。

先日、久しぶりに走る機会があって驚いたのが、首都高速道路の都心環状線である。なんと快適な走り心地だろうか。舗装が新しく、なめらかかつ静かである。晴れの日だったが、きっと雨の日の排水性もいいのだろう。総ては東京オリンピックのためかと想像して少しげんなりしたが、元々交通量の多い路線でもあり、道が良くなる分には大歓迎である。

渋滞名所はいつの日か解消?

一般道にも目を向けると、道の構造から拡幅工事も間々ならない場所や、拡張計画こそあれど移転が進まず、ポツンと一軒家だけが飛び出して居残り、中途半端に広い空間だけが拡がっている場所もある。

また、これ以上の交通量の拡大が見込めないのか、路面補修の予算がなかなか回ってこないんだろうなという場所もある。

第二東名だ横浜環状線だと景気のいい(?)路線の話も聞くが、裏を返せばそれだけ解消したい渋滞があるわけで、何らかの措置がとられても、その分だけ車が集まり、結局は…という状況も想像に難くない。ただ、自分が日ごろ使っている道は明らかに20年前と比べて渋滞の名所が解消された。これから予定されている新路線開通で、とある場所の渋滞が緩和されるものと期待している。