【書く前メモ】のメリット
皆さんは、なにか書き物をするとき、【メモ】を作ってから
書いていますか???
書く前にメモをつくると、驚くほど楽に、そして
驚くほどスラスラと、いい文章が書けます。
これは、私が今までの経験上からもいえることですし、
脳科学の観点からも、立証されていることです。
書く前に【書く】ことがいかに大事か。
おすすめのメモの作り方、教えちゃいます。
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【レポートを書く前にメモを作る】
ぱらぱらと、過去のノートを振り返りつつみてみたら
あることに気づきました。
レポートを書く前に、メモを作っておいたものは、
教授からの評価も高かったし、なにより
スムーズに書けた
ということ。
レポートを書く前にどういうメモを作っていたのか、実例を
お見せします。
【whileについて調べたもののメモ】
こんな感じで、
調べてわかったもの
と
自分なりの考察
を、一通りノートにメモしています。
ここで書くときのコツが、あまり論理的になりすぎないこと。
脳内の情報を、とりあえずバーーーっと書き出す感じです。
いわゆる、ブレインストーミングというやつ。
先に【まとめ】も書いちゃってるという徹底ぶり。
我ながら、これを久々に見たときは
【これすげえ便利だな】と思いました。
なんせ、
こういうメモができているだけで、
レポートの8割はできているようなもの
だったから。
多少雑でも、こうして【わかったこと】と【考え】をバーっとまとめておくと、
思考がまとまる
そして、あとは
メモにのっとって、レポートを【書く】という【作業】
をするだけ。
よくやりがちなのは、書いているときに
【次どうしよ~】と悩むこと。悩んでる時間は無駄だぞ。
それなら、書く【前】に色々悩んでおいたほうがいい。
悩みながら文章を書くと、途中から方向性がずれてきたり、だんだんと
何を書いているのか分からなくなってくる、という危険も。
事前にメモがあれば、
あとはそれに乗っ取って書くだけ。
だから、言いたいことがぶれないし、
書いているときにも迷わない。
という、スーパー超絶ウルトラバイオレットなメリットが、
【メモ】にはある。
そして、メモにのっとって書いた文章は、書くのが楽というだけでなく
クオリティの高い文章にもなる
というメリットも。実際、メモ→レポート で書いたものの評価は、かなり高かった。
実際、上のwhileについてのレポートも、結論がしっかり合ってて、論理の飛躍もなく、教授からの評価は高かったです。
ほかのメモも、ご紹介します。
【今やってるもの】
今ちょうど作成途中のレポート、【ウィリアム・モリスとイギリスらしさ】というテーマで書いたメモです。
正直、これでもう8割がた完成しているといっても過言ではない。
あとは、メモの内容を細かくチェックして、
レポート書きという手作業をするだけ。
今回のレポートは2000字だったので、
見開きでひとつに収まるというコンパクトさ。
事前にメモをかく。これのなにがいいかというと
安心する。
これにつきます。いざ【書く】となったとき、完全な【無】から始まるわけではないからです。
【メモ】がある。
なにかあれば、これを見ればいい。
という安心感
があります。
トグロ兄弟の兄が弟に対して持つような安心感、
かつての日本がアメリカに対して持っていた安心感です。
メモ、万歳。メモの魔力とかいう本があったけど、
その本の中身も多分こういうことだろう。
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【Noteでも応用できる】
さあ、この【メモ】の手法、なにも大学のレポートだけにとどまりません。
Noteにももちろん応用できます。
私は、Noteはどちらかというと
【すっごい大雑把なアウトラインだけ作っといて、
書きながら細かいことは考える】派
です。なんせ、普段の大学生活が忙しくて、Note書くのに
そんな時間かけてらんないからね。
Noteは基本、帰りの電車やバスの中などの【スキマ時間】を利用して
書いています。
そのため、本格的なメモを用意する時間がなかなかない。
それでも、本格的に書きたい内容があるときは、やはりレポートにつかうような【メモ】を作っています。
たとえば、この記事。
【精神を病んでる人へ】「生」と「死」は表裏一体だという話|美川くん @VTuberCommunism #note
この記事だけ、なんかものものしい雰囲気が漂ってるように思います。
というのは、この記事は【書く前】に、事細かーいメモを作ってから
書いたからです。
本当に伝えたいメッセージ【死は生をきわだせる】があったので、これは本腰入れて書かないとアカンな、と思い、けっこうしっかりとしたメモ書きをしておきました。
ほか、【このアーティストのこの曲が使えるな】というアイデアもありましたので、それと【内容】をうまくリンクさせるためにも、一回アナログでアウトプットしておきました。
【この記事のメモ】
改めて見返すと、かなーりビッしり書いてある。
それだけ本腰入れて書いたということですね。
おかげで、これがView数過去最高の記事となりました。
このように、Noteを書く前にも、【メモ】をしっかり作っておくと、
【クオリティの高い記事が書ける】
という素晴らしいメリットがあります。
やはり、メモは最高じゃないか。
ビバ・メモ!!!(この言い回し最近聞かないな。古い???)
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【脳科学からの立証】
さあ、こうした【メモの魔力】は、脳科学からもしっかり立証されています。
以下、樺沢紫苑『アウトプット大全』サンクチュアリ出版 からの引用。
「書く」ことで、脳幹網様体賦活系(RAS、Reticular Activating System)が刺激されるからです。RASとは、脳幹から大脳全体に向かう神経の束。神経のネットワークです。(p.114)
RASが刺激されると、大脳皮質全体に「目覚めよ! 注意せよ! 細かいところまで見逃すな!」という信号が送られます。脳は、その対象物に対して集中力を高め、積極的に情報を収集し始めるのです。それは、検索エンジン「Google」にキーワードを入力するようなものです。(p.115)
メモする=書くこと
というのは、脳内のRASという検索システムを機能させる
絶好のツールだということです。
レポートを書くために【メモ】する。そのことによって、私の脳内の【RAS】が活性化。そして、【レポートの内容】に注意せよという信号が送られた、ということですね。
それで、結果的にスラスラ書けたし、いいものも書けた、と。
【書く】こと。これはやはり最強。私の口癖で、最強というのを使いがち。すごい語彙力がすごいことになってますが、とにかく最強なんだよ。
確かに、【書き出す】と、脳内がスッキリするような感じがします。
頭のなかだけで考えても、あれやこれやとぐちゃぐちゃのまま。
だけど、書くことによって【言語化】され、
考えたことは揺るがぬものになる。
【書く】こと、【メモする】こと。これは、自分のためでもある。
だから、どんどん書こう、メモしよう。
鬱病の日記療法なんかも、患者の脳内をスッキリさせて、症状を緩和しよう、ということからきてるらしい。【書く】ことは、メンタルを安定させる薬でもある。
また、メモは【自分を保つ】ための手段でもある。
脳内の隅々まで覗かれる社会を描いた、恐ろしいディストピア小説、『1984』。この作品の主人公は、【メモを書く】ことをしてしまったため、恐ろしい運命に巻き込まれます。
思想が完全に統一された世界では、【メモを書くこと】=【自由な考えを持つこと】とされ、メモを書くことが大きな罪となります。
なので、権力者への批判的な考えを【メモ】してしまったとき、彼は恐ろしい犯罪を犯してしまった、と冷や汗を書くわけです。
【メモ】が自由にできることすなわち【自由な考えを持てること】でもあるのです。やはり、メモは自分の尊厳を守る上でも大切なもの。
メモすることで、【思考がまとまり、自分の内面も安定する】。
だから、メモはすごい。
何度もいうが、メモの魔力にこれ書かれてそう。
ただ、メモはすごさがすごい。
すごくてすごい。
最強。
じんるいのかんがえたさいつよのぶき。
ペンの力は銃弾を上回る、とマララさんもいってましたし。
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【まとめ】
何かを書く前にメモを作る。
そうすることで、書くときも楽だし
できたものもクオリティが高くなる。
メリットだらけ。
そうした【書くことによるメリット】は、
脳科学からも実証されているもの。
だから、書いても書きすぎることはない。
【書く】ことは、じんるいのかんがえたさいつよのぶき
ではなかろうか。
恐れずに書こう。それが、いい【成果】に
繋がるのだから。
美川
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