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新卒四カ月適応障害⑥

〈本当にやりたいこと〉

今の仕事に適応できない自分が悪い
学歴がないのに入れさせてもらえたのに

会社の名前を言えばみんながわかる
名前のない大学からみんなの知ってる大手

不登校でお先真っ暗で
親には沢山迷惑をかけて、不安にさせて
大手に入社できたことで
少しは親孝行できたのかなと思ってた。


でも、どんどんおかしくなっていった。
別に職場の人はみんないい人なのに
おいつけない自分が嫌になっていく

営業の成績なんてよくないし、
教室のトイレをきれいにしたり
生徒の誕生日を全部覚えたり
数字にならないことばかりをやりがいに
感じで行う私に合ってないんだよな

初めてとれた契約よりも

生徒がしてくれた恋話
生徒が教えてくれた夢
生徒が頭に乗せてくれた手作りの王冠

それらの方が今思い出して泣けてくる
それくらい嬉しかった、嬉しい


放課後デイサービスでバイトしていた時から、
私はいつも子どもに助けられていた。
支えているようで支えてもらってた。

先生、ありがとう

それだけですっごい頑張れた。
どの子も大切で可愛くて、
絶対素敵な人生を送ってほしいって思えた。



私がしたいのは
物を売ることでも、事務作業でもなく、
子どもの成功体験を一緒に体験すること。

その子の人生に少しでもいい影響と
思い出を残したい。

大人になった時
なんとなくでいいから、
あんな人いたなって思ってもらえたらいい。


自己分析をして
高3からの夢

大嫌いだった〈教育〉に携わる仕事
大嫌いだった〈先生〉と呼ばれる仕事

今の会社に入って、私こそ
こんなはずじゃなかったと思うわけない
そう思っていたのにな。


適応できない私が悪い
期待に応えられない私が悪い
休憩取れないような効率の
悪い仕事してる私が悪い

全部私が悪い
沢山の愛と経験を、沢山の人にもらってきたのに何も生かせない私はなんのために生きてるの?

消費してるだけ、息吸って吐いて
金だけ使ってるの

生み出してないのに生きてていいの?
って


そんなこと思いながら生きたくないな

人生一度きり
私は主人公

そう思えば答えなんて決まってるのに。

みんなの命と同じくらい
私の命も大切

みんなを愛してるように
不完全で立ち止まってる
適応障害の自分も好きになりたい
いいよ、そんな日もあるよ



ながーーーーーーい梅雨
晴れたら気持ちいいよね


つづく

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