夏の自由研究2021 ~パイナップルを解体してみる~

スーパーや八百屋に行くと、旬のフルーツ目当てに、ついつい売り場をパトロールしてしまいます。この時期に並んできるのは、日本で食べていたよりも小さくて赤みが強い桃に、ド迫力な大きさのスイカなど。いわゆるアメリカンチェリーのことは、red cherryと言うようです。「アメリカの夏って、こんな感じなのね〜」と、小さな驚きと発見を繰り返しています。

先日、スーパーに行ったときのこと。いつものようにパトロールに勤しんでいると、彼らとばちんと目が合ってしまったのです。立派な葉っぱを生やしたパイナップルたちが、売り場の棚を大きく使ってごろごろと並んでいました。お値段なんと、1つ2.99ドル!日本で買ったことがないので相場が分からないけれど、それにしたって、これは安いんじゃないか・・・?

正直、パイナップルに対する私の印象は、「シュラスコの焼きパイナップルは美味しい」くらいで、いつの季節もそんなに食べないなぁ・・・という具合です。それでも素通りできなかったのは、毎日食べるフルーツがマンネリ化していたことと、お買い得だろうこの値段を見てしまったから。この安さは旬だから?旬だとしたら、美味しいんじゃないのかな?好奇心に負け、迷いながらも、結局家に連れて帰ることにしました。

その後は食べごろも分からず、ゴツイ見かけにビビって数日放置していたのですが、意を決してトゲトゲと対峙することに。

まずは、立派な葉っぱと底をカット。縦に8等分にし、中心にある固い芯をすーっと切り落とします。あとは、メロンを切るように、果実と皮の間に包丁を入れて切り離し、一口大にカット。

やってみると、捌くのは意外と簡単で、時間もかかりませんでした。せいぜい10分くらいでしょうか。手ごわそうな皮は、力を込めなくても、普通の包丁でスムーズに剥くことができました。もしかしたら、一番の難所は、1キロを超えるトゲの痛いパイナップルを持って帰るところなのかも。笑。

トゲトゲの皮から生まれた、鮮やかな黄色のパイナップルの実。食べてみると、ほろっとやわらかく、たっぷりの果汁が口に溢れました。こんなに瑞々しくて、あまくて、幸せを運ぶ存在だったなんて…焼きパイナップル派気取ってごめんなさい!と謝りながらも、口に運ぶ手は止まりません。威嚇するような見た目は、ジューシーで美味しい果実を守るためなのかもしれないですね。

ボウルにたっぷりとれたので、残りはジップロックで保存。しばらく朝ごはんのお楽しみになりました。

そうそう、解体の過程で出たパイナップルの芯。(写真右側の、棒状のもの。)検索すると、レンジで加熱すると食べれるらしいとのことで、試してみました。結果、加熱が足りなかったのか?芯を丸かじりすると、飲み込むまでに苦労するというか、「繊維食べてますよ~」という主張がなかなか強い曲者でした。刻んでヨーグルトと一緒に食べるといい感じでした!

荷物に余裕があるときには、また買って捌いてみよう~!

☆パイナップルの解体は、思ったよりもかんたん。
☆見かけに負けず、チャレンジしてみると、新たなおいしいものに出会えるかもしれない。

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