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AI翻訳機ではカバーしきれない言語の壁を埋めるには?

AIの発展により、最近は英語と日本語間の翻訳レベルが一気に高まりました。この進展度合いからして、言語の壁がなくなっていくとも感じてしまうほどです。

ここ10年で見てもその精度は肌間でもかなり高まりました。私が初めて海外に渡航したフィリピンのセブ島で、今から約10年ほど前となる2014年9月の頃でした。

当時は、Google翻訳の質(日本語から英語)はあまり良くなく、現地の人たちと翻訳機を通した会話は難しいことがありました。翌年(2015年)からオーストラリアのシドニーにある語学学校に通い、2017年2月からはタウンズビルにある大学へ入学しました。

年々その翻訳の精度は高まっていくのを肌間でも分かりましたが、特に2023年当初から始まったAIブームによりそれが一層加速しました。

自身は英語運用では特別大きな問題を抱えたことはなく、スムーズに習得できた方だと思います。なので、翻訳ツールに頼った期間は主に海外移住当初が中心で、その後は特にITツールなしでも会話は可能でした。

しかし、2023年半ばからベトナムのハノイに移住してから、日常生活で再び翻訳機を欠かすことができなくなりました。現地に移住した時はベトナム語力はほぼゼロから始まったため、翻訳機なしで現地の人たちと会話するのは困難でした。

翻訳機や自動音声アプリを使用することで、簡単なやり取りはできるものの、込み入った話となると上手くコミュニケーションが取れていない気がしました。また、翻訳機を通して会話をしていると、お互いのニュアンスがどうしてもずれてしまうことがあります。

一方でベトナム語で重要なやり取りをするときに、信頼できるネイティブスピーカーに仲介となってもらうと安心感がありました。

相手側にとってもやはり話の通じるヒトを通した方が、やり取りがスムーズにできる点があるからでしょう。もちろん、これは簡単な日常会話ではなく、何かの契約など内容が複雑な場合を対象としています。

ここで重要な問いは、「該当の言語力がない人がAI翻訳機のみで言語の壁を乗り越えることができるか」です。

個人的にこの溝をAI翻訳機のみで埋められるかというと少し難しい気がします。

そこで私が注目しているAIを活かした自動翻訳サービスは、各分野の専門家をリアルタイムで翻訳作業を行えるOyraa(オイラ)です。Oyraaを使用することで、利用者は該当言語の専門家とすぐに電話やチャットにつなぐことができます。

このようなサービスであれば、現状AIではなかなか埋められない課題をカバーすることができるでしょう。厳密には、オイラでも利用者データを蓄積してサービス向上に活かしているため、AIを活用していることには変わらないですが。

AI翻訳機では埋められない対ヒトの領域について、今後はオイラのようなヒトとAIを組み合わせたサービスが求められてくると思います。



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