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海外大学を選定する基準3選
私がオーストラリアの大学を目指し始めてどのような基準や情報をもとに現地の大学を選んだのかという体験談に基づいて、海外大学の選び方というテーマについて書きます。
⚠️ 私が関わりを持っていた大学がベースとなっているので、各大学の事例では実際に入学したジェイムズクック大学(James Cook University: JCU)がメインとなってしまう点は予めご理解ください
まず私が海外大学を目指そうと思った背景を共有します。当時は地元の札幌で大学に通っていたものの、どうしても違和感があり、結果として入学から半年過ぎで退学を決意しました。
同時はもっと広い世界を見てみたいと思いが芽生え始めて、オーストラリアなど自由で広々とした国に強い憧れを感じ始めていました。また、日本でもう一度大学を受け直すくらいなら、海外大学を目指してみる方がストーリ的にも面白いと思いました。
海外大学の入学の英語試験として、大きく分けてIELTSとTOEFLとなります。書店で両方の試験問題を比較してみたところ、直感的にIELTSの方が解きやすそうだなと感じました。
前提として、海外大学も地域や国によってどちらの試験が入学に適用されているかが変わってきます。IELTSが適用されている国々の中で、個人的に興味を持てた国はオーストラリアでした。
そのような経緯で、2015年半ばからシドニーに語学留学をして、その間にオーストラリアの大学のいずれかを目指すことになりました。初めの1年間のシドニーの語学学校を終えて、翌年2017年からタウンズビルにあるJCUへの入学しました。
私なりの体験から、海外大学の選定基準をシェアしたいと思います。これから海外大学を検討されている方や海外進学に関心がある方にとって、役立つ内容となります。
海外大学を選定する基準3選
基準① 専門分野
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専門分野を軸として大学を選ぶことは、すでに大学で勉強したい専門分野が固まっている方向けの基準です。
海外大学の1つの特徴として、大学の教授のレポートやリサーチにおけるパブリックの評価を重要視しています。また、オーストラリア国内の大学数は40しかないです。
日本と比較するとかなり少ないため、オーストラリアの各大学における個性や特色が異なる点が特徴となります。
JCUであると、有名な学問はマリーンバイオロジ(海洋生物学)です。また、JCUのキャンパス内に獣医学部もあるのが特徴です。オーストラリア国内の大学であっても、フィールドワークの設備も充実しているキャンパスは、意外と少ないためです。
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そのため、すでに勉強した分野が決まっている方は、専門分野を軸にして選ぶと良いでしょう。そのうえで、その分野に特化した教授と関わる機会ができるので、質の高い情報も得られるというメリットもあります。
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基準② パブリックからの大学評価
世界大学ランキングセンター(CWUR)という機関では、毎年オーストラリアを含むグローバルの大学を下記の基準をもとに評価しています。これを参照することで、各大学がざっくり何に優れていいるのかの特徴を見ることができます。
教育の質:主要な学業成績を獲得した大学の卒業生の人数
就職実績: 大学の規模をベースとして、世界各地のグローバル企業で高いポジションについている卒業生の数
教員の質: 学問的功績を獲得した教員の数
研究実績:i) 研究論文の総数と成果
ii) トップジャーナルに掲載されている研究論文の総数
iii) 影響力のあるジャーナルに掲載されている研究論文の総数
iv) 引用数の多い研究論文の数
先述の通り、オーストラリアの場合は全て合わせても40校しかないため、オーストラリアの場合は比較的短時間で各大学の細かい統計データのランキングを調べることが可能です。
加えて、各大学がどういった地域の大学と提携しているのか、キャンパスの所在地など多角的な情報をリサーチすることも重要です。JCUの場合は、キャンパスがシンガポールにあり、大勢のシンガポール人の交換留学生がきていました。
下記は英語表記となりますが、私の通っていたJCUの公式サイトは下記となります。
ここから少し余談ですが、私は実際にこの大学のオープンデイにいった際に分かったこともありました。
それはこの大学は海外から来た生徒に対してもホスピタリティがあルコとです。具体的には、授業以外にもレポートの書き方やテスト対策などのセッションが充実しているなどです。
オープンディの参加した当時は、留学3ヶ月目であって全然英語を話せませんでした。それにも関わらず、スタッフの方は親切に大学情報を教えてくれた姿を見て、ある種の安心感を覚えました。
やはり現地に行ってみて分かる情報は多いのですが、みんなが現地の大学を見て回るのは難しいでしょう。そのような場合は、フェイスブックページで大学ページを見ることで、より大学の雰囲気が分かりやすいためオススメです。
基準③ 大学のロケーション
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オーストラリアの東側の州(多くの大学は東側にあるので)は北からクイーンズランド州、ニューサウスウェルス、ビクトリア州があります。
オーストラリアの主要都市としては、クイーンズランド州にはブリズベンとゴールドコースト、ニューサウスウェルスにはシドニー、ビクトリア州にはメルボルンがあります。
また各州や地域の大学によって交換留学生、日本人、ローカルの割合や街の雰囲気も異なるため、事前に確認しておくことが大切です。
ちなみに、私は2019年にオーストラリアの各大学を回って現地の生徒にインタビューをして、その情報をSNSに発信するという活動をしていましたので、様々な都市には足を運んだことで上記は感じ取れたものです。
シドニーやメルボルンなど大きな都市にある大学は、多くの留学生が通っている傾向にあり、大学で日本人の方とも比較的知り合いやすいことが特徴です。また、スポーツ施設も比較的充実している傾向にあり、ソーシャルアクティビティを通して友人も作りやいのがメリットです。
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一方で、地方にあるJCUで私が専攻した学部(心理学部)には、一人も日本人がおらず、キャンパス全体でも十数名ほどしか日本人がいなかったです。 それどころか大学自体にアジア人がほとんどいない状況となります。
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そのため、環境的に現地の教授や生徒と授業では英語しか通じる言葉がなかったため、かなり英語面では良い環境でした。
少し変わった環境でユニークな経験を求めている方は、あえて少し田舎の日本人が少ない街にある大学に行っても面白いかもしれないです。
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以前私が大学に入学する前に、どこの大学に行けばいいか迷っており、シドニーでオーストラリアの大学のキャリアコンサルタントとお話をしたことがありました。その方に下記のようなアドバイスを頂きました。
「オーストラリアの地方の大学に心理学を専攻してもネイティブの人たちと同じペースで話すのは難しいから、都会の大学にいった方がいいんじゃないのかな」
このご意見も一理ありますが、もっと重要なのは自分がどういった環境を求めているかをゆっくりと考える時間を作ってその上で決めることをオススメします。
今回紹介した大学選びの基準については、あくまで客観的な選択基準として紹介しました。当記事で紹介した基準を参考にして頂ければ嬉しいです。
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