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エッセイのようなもの

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子どもたちのこと、思い出ばなし、自分のことなどなど。
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2023年7月の記事一覧

またあそぼ

またあそぼ

 近所のお宮さんで、男の子に出会った。手には、真新しい虫取り網と虫かご。お母さんも一緒だ。

 思わず、わたしは声をかける。

 「ぼく、何才?」

 その子は、しばらく考えて、

 「なんさいだとおもう?」

 いたずらっぽく笑って、そう言った。

 ほほう、そういうタイプなんだ。わたしはすっかりうれしくなった。しばらく考えて、わたしは言う。

 「5才!」

 「あったりぃ〜!」

 「やった

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憧れのメルヘンハウスでわたしの絵本を

憧れのメルヘンハウスでわたしの絵本を

 日泰寺を後にして、向かった先は、子どもの本専門店、メルヘンハウス。

日泰寺のはなし

 子どもたちが生まれてから、メルヘンハウスのことを知り、ずっといってみたかったが、いけないままで、ここまで来てしまった。ふと、それを思い出し、メルヘンハウスの選りすぐりの絵本たちを、自分のために買いたくなったのだった。

 講演会などで、お店は不定期に閉まる。SNSで確認してから、いくことにする。ちょうど、カ

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ハスと御朱印 それからムクノキ 覚王山日泰寺

ハスと御朱印 それからムクノキ 覚王山日泰寺

 7月21日の金曜日。
 朝、自宅近くのハスの花を見にいく。

 一輪が丸くなり、花が開きつつある。白い花。花びらの先だけが、うっすら桃色に染まっている。色合いにうっとり。もう少し近くで見たいけれど、入れない。

 その後、名古屋まで出かけた。行き先は、覚王山(かくおうざん)。まずは、日泰寺(にったいじ)から。毎月21日は、縁日が開かれている。弘法大師(空海)の月命日だからだそうだ。参道は歩行者天

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心の重し

心の重し

 息子の誕生日が近づいてきた。そういえば、娘の誕生のことを、記事にしたことがあったなぁ。

 息子の誕生のことも書いてみよう。

 息子は、3500gほどのまるまるとした体格で生まれた。助産師さんに、「おかあさん似だねぇ」と言われ、うれしくなった。なるほど、まんまるい顔は、わたし似だ。面長な娘は、どこをどうみても、夫似。

 息子、お乳を飲むと、すぐ、噴水のように吐いてしまう。体重が増えないどころ

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まぁいいや

まぁいいや

 朝、起きたら、朝ごはんの白ごはんもパンもないことに、気がついた。

 昨晩は、20時にはもう眠くて、頭が働かなくなっていたし、朝方の雷で起きてしまい、二度寝したら、寝坊したのだった。

 夫はすでに、出勤している。いろいろと反省しつつ、ホットケーキを焼くも、見事に焦がした。

 息子に、「これでコーヒーを飲まなくても、苦味はバッチリだね」と言われ、力なく笑いながら、オレンジジュースとともに、焦げ

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