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28分業

すべての 仕事は 自分でやるべき事 本来 自分自身が 行わねばならぬ事で 自分以外の だれかだけが 代わって やるべき仕事など 存在しない 解説要約) 本来 自分でやるべき事を だれかが 代わってやってくれる これに 感謝せぬ者が いるだろうか 解説) 本来 自分でやるべき事を だれかが 手伝ってくれる だれかが 代わってやってくれる しかも 自分で行うより 早く、上手に 時に無償で 時に有償で

    • 27自立

      自立とは依存先を 増やしていくこと 解説要約) 最大の自傷行為は 助けを求めない事 解説) 自立は他者に依存せず 己、独りのみで 生きること ではない 本来的に 出来ないのである 自立とは 頼れる人を増やしていくこと お互いに依存しながら 生きていく 互いに支え合って 関係しあってしか 生きられぬ 現実世界を すなおに見れば 好むと好まざるとに 関わらず 生かされている現実が見える たとえば 食は他者(動植物

      • 26自灯明

        自灯明(じとうみょう) 法灯明(ほうとうみょう) 解説要約) 人が法を自覚して 実践することによって 法は人によって 体現化される 解説) 自灯明は己を頼りとせよ 法灯明は(お釈迦さまの)教えを頼りとせよ 自力他力と 言われることが多いが 己(おのれ)とは己として 単独である訳ではない すなわち独我(どくが)としての 孤立ではない 互いの同一性を基として そこより展開する多様性としてある 己とは孤立した自己ではない この

        • 25芸術

          人の存在価値は 芸術と似ている 解説要約) 人の為(な)した仕事が 有用かどうかは 人の存在価値とは無関係である 芸術や文化は 在ることに 意味があり 価値がある そこに客観的尺度は存在しない 芸術の意味や価値は 一人(いちにん)として理解され 観ぜられる ものとしてある 解説) 芸術の価値を 観ずることのできる人は 人の有用価値としてではない 存在価値を 理解することが できる 芸術や文化は そして人の生(せい

          24偽経

          ”偽経(ぎきょう)”と呼称される 経典は 偽(にせ)ではない 経は人が書き記すが 人のみでは書き記せない 真実の領域がある また広く芸術も同様 解説要約) 口伝から経典へ 経典は文字が整い 木簡、紙が整いして 絵画や音曲のように 芸術の域に達したもので ある その芸術たちには 時に光り輝く本物があり 時にまがい物がある のが常である いわゆる”偽経“は 漢訳仏典(漢文書物)分類において サンスクリット原本が

          23放下

          放下(ほうげ) 怨みは、怨みを捨てる事 によってこそ消える 悪行には 悪行であることを 広く告げ 善行にて打ち勝つ 解説要約) 実にこの世においては、 怨みが怨みによって 消える事はついにない。 怨みは、怨みを捨てる事 によってこそ消える。 これは普遍的真理である。  『法句経』(ダンマパダ)第1章「善悪」(ダンマパダ1)の第5偈 解説) 勝者は必ず 怨みをかう 例えそれが “正義”と想えても そして“正義

          22視点

          方便を究竟(くきょう)となす 中今(なかいま) 今この瞬間の肯定 現実の見方によっては 命をも奪う視点 眼(まなこ)明らかなれば 途(みち)に触れて皆宝なり 解説要約) 「朝焼け小焼だ  大漁だ  大羽鰮(おおばいわし)の  大漁だ  浜はまつりの  ようだけど  海のなかでは  何万の  鰮(いわし)のとむらい  するだろう」 「大漁」  金子みすゞ   物事の見方は千差万別 視点を替えれば 肯定とても否定

          21実感

          「一即多多即一」などといった 同一性実感は Fictionではない 解説要約) 無明が存在すると 実感するものには 同一性実感は 存在する 悟りが存在すると 実感するものには 同一性実感は 存在する お釈迦さまは そう実感したのでは なかったか 解説) 「あると信じる人にはあるが、  ないと思う人にはない」 と言った事とは別物 信じる人にのみ存在する とした実感とは異なり 「一即多多即一」などといった 同一性実感や

          20機縁

          お釈迦さまにはお釈迦さまの 機縁(きえん)がある 妻帯、肉食(にくじき)と 悟り、そして慈悲は お釈迦さまの場合 なんの障りもなし 解説要約) 青空を見て 「青い」と観ずる 観ずるのは人 青空が「青い」と見えぬ者には 空は暗い 解説) 悟りや慈悲は 一人ひとりの機縁(きえん) 人それぞれの機縁、 受けるに充分な準備があり 機縁の整った者に なにものかが注ぎ入れてこそ 事はなる 人それぞれ ある人は “なにもの

          19食

          食は喜(よろこ)びであり 凄惨(せいさん)である 捕食者と餌 立場の違いで 現実は 真逆となる 解説要約) 食することによって 命を保つものたちは 食するものと 食われるものとに 分かたれる 解説) 餌とされる生命に いらぬ苦しみを 与えぬこと 苦しみ無きように見える 植物、果物などの生命とても 生きた細胞を、そのまま あるいは調理して食するものであり むやみに命を奪わぬ事 この意味において 精進には価値がある

          18掃除

          清掃は 場を清浄に保ち 心を清浄とし 他者の心を清浄へと 導く その場が神聖な場であるなら なおの事 解説要約) 本来神聖ではない場所は あるか ある者に神聖なる場は 他者に理解できずとも 尊重さるべき世界である 軽んじられては ならない 神聖なるものを清浄に 保(たも)つ 解説) 雑巾は 自ら汚れを纏(まと)い 他を清らかに保(たも)つ 清掃する者も 自ら埃(ほこり)に塗(まみ)れ 汗して

          17行

          行(ぎょう)は悟りの 手段ではない 悟りと行は 不可分 成仏の理(ことわり)は 仏性にある 解説要約) さて人は悟ったあと どう生きるか 行は不要か 解説) 悟るための 行はない 悟りと行、生活は 一体、不可分 ただ山を見るがごとくの 行 行(を行うこと)が悟りのための手段であるなら 悟った後、行は不要である すでに行によって悟ったのだから だが行は悟りの手段ではない 『分け入っても分け

          16救済

          抜苦与楽による 直接的利他行による救済 これ以外の 間接的利他行は 利他行たり得るか 直接的利他行は 選択自由である 解説要約) 仏教においては 悟りと 救済を 問題とする どちらに重心を置くか その軽重は 多様である 悟りと救済の 根拠は異なる 解説) お釈迦さまは 悟りを得た では救済はどうか 梵天勧請により 説法を開始した これは教による 出家者救済である だがこの説法という教は お釈迦さ

          15悟り

          「冒地(ぼうじ)の得難きには非ず  この法に遇うことの易(やす)からざるなり」 「悟りを得ることは難くしくない  この教えに出会うことが(安易なことではない)難しい」 弘法大師、遍照金剛空海(性霊集) 解説要約) 遍照金剛空海 「性霊集(大唐神都青龍寺故三朝の国師潅頂の阿闍梨恵果和尚の碑)」 「冒地(ぼうじ)の得難きには非ず  この法に遇うことの易(やす)からざるなり」 とあります この悟りへの自信の根拠は 日本の室戸にある

          14 Think different.&

          「同一性に根差した異なる考え」 「Think different,  but rooted in same identity. 」 他人(ひと)と異なる視線で 物事を見ること 違いを強調すること 必要だ 個性を主張することも 解説要約) Originality 独創性 個性を輝かせること 大切なこと 忘れてならないこと 共感できる同一性 解説) 全く違うもの 異質なものを 理解する事 受容する事は 困難を伴う 全く違う法

          14 Think different.&

          「猫は嫌いだ」

          #日々の大切な習慣 猫は嫌いだ 抜け毛が嫌いだ うんちもおしっこも嫌いだ しかし おとなしい寝顔だけは 許せる そこで仕方なく 毎朝モップを掛ける 家人を起こさぬように 出来るだけ音を立てず 空気中を漂う抜け毛が 床に落ちた 早朝に あっ、そうだ、ついでに 家内の 娘の 長い抜け毛も嫌いだ でも 掃除の行き届いた朝に 「おはよう」 の言葉は 心地よい だから許せる

          「猫は嫌いだ」