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15悟り

「冒地(ぼうじ)の得難きには非ず

 この法に遇うことの易(やす)からざるなり」

 

「悟りを得ることは難くしくない

 この教えに出会うことが(安易なことではない)難しい」

弘法大師、遍照金剛空海(性霊集)

 

 

解説要約)

遍照金剛空海

「性霊集(大唐神都青龍寺故三朝の国師潅頂の阿闍梨恵果和尚の碑)」

「冒地(ぼうじ)の得難きには非ず

 この法に遇うことの易(やす)からざるなり」

とあります

 

この悟りへの自信の根拠は

日本の室戸にある

その証が”空海“という名に

現れている

 

さらに密教に出会うことにより

その信を深められた

のであろう

 

解説)

冒地(ぼうじ)の得難きには非ず

 この法に遇うことの易(やす)からざるなり」

 

「悟りを得ることは難くしくない

 この教えに出会うことが(安易なことではない)難しい」

弘法大師、遍照金剛空海(性霊集)

 

また

 

「常没の凡愚、 流転の群生、 無上妙果の成じ難きには非ず

 真実の信楽実(しんぎょうまこと)に獲(う)こと難し

 何をもってのゆえに

 いまし如来の加威力に由るがゆえなり

 博く大悲広慧の力に因るがゆえなり」

 

「常に生まれ死にする愚かな凡夫であり、輪廻をさまよう群生であっても

 無常妙果という悟りの境地に至るのは決して難しいことではない

 だが阿弥陀仏の本願を心より信じる真実の信心を得ることは難しい

 なぜなら、それは阿弥陀仏の加護と慈悲によるものだからです」

親鸞(教行信証)

 

悟りを得ることは

難しい事ではない

衆生が悟りに至る

方法論は

多様

 

 

「一即多多即一」など

悟りの当体を表現する言葉は

多様である

金剛乗であれ

頓悟(とんご)であれ

漸悟(ぜんご)であれ

絶対他力であれ

己にあった言葉で

観ずる

 

月(という真実)を

指(さ)す指(ゆび)は

多様である

だがその基(もとい)は

同一である

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