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20機縁

お釈迦さまにはお釈迦さまの

機縁(きえん)がある

妻帯、肉食(にくじき)と

悟り、そして慈悲は

お釈迦さまの場合

なんの障りもなし

 

解説要約)

 

青空を見て

「青い」と観ずる

観ずるのは人

青空が「青い」と見えぬ者には

空は暗い

 

解説)

悟りや慈悲は

一人ひとりの機縁(きえん)

人それぞれの機縁、

受けるに充分な準備があり

機縁の整った者に

なにものかが注ぎ入れてこそ

事はなる

人それぞれ

 

ある人は

“なにものか“は要らぬと言い

ある者は

“なにものか“しかないと言う

だがそれも人それぞれの

機縁

 

弘法大師空海さんは

加持(かじ)を二つに分かち

「加」大日如来が衆生に働きかける様(さま)

「持」衆生が大日如来の働きかけを受ける様(さま)

とした

これもまた

人それぞれ

 

自力、他力、空海さん的な加持

人それぞれの

機縁

 

だれかが

そうしたからといって

それを真似る必要はない

真似ても同じにはならぬ

同一性に根ざした

人それぞれの

機縁

 

一人(いちにん)として

その人だけの

機縁はある

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