すぎたに

平成2年生まれの新潟市民。生まれは福井県の和紙の町。短歌を中心に好きなことを書きたい。

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平成2年生まれの新潟市民。生まれは福井県の和紙の町。短歌を中心に好きなことを書きたい。

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  • 月まとめ短歌

    ひと月の間に詠んだ短歌をまとめたものをまとめたものです

記事一覧

サングラス越しに望いた夕焼けを綺麗と思っていいのだろうか

すぎたに
12時間前
1

新潟の富山に向かうSAで全トッピングゴーゴーカレー

すぎたに
12時間前
1

磨りガラス越しに働く君を見る「またいつか」から何年経った

すぎたに
5日前
1

水をやる葉水をかける新芽みる出勤前のせわしなき世話

すぎたに
7日前
1

ジャケットでちっちゃなこころを着飾って折れないように背筋伸ばして

すぎたに
2週間前
3

バイバイと最後だなんて伝えずに別れる僕を許してほしい

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2週間前
1

人前で好かれるさまを羨んで横で着慣れぬジャケットを着て

すぎたに
1か月前

御遺骨と書かれた荷物が運ばれる朽ちれば人も物と同様

すぎたに
1か月前
1

焼きそばのカップにソースの水滴が並んだ草間彌生みたいに

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1か月前
1

週明けの始まった顔をしてるけどこっちは今日で5連勤なの

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1か月前
2

横道の桜並木を5本分歩いた今年はこれでもいいか

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2か月前
2

今週を過ぎれば二度と会うこともなくなるあなたを見送らない

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2か月前

青空に鳥が飛ぶのを見あげてる4月になれば声が聞こえる

あの空は彼が見ていたサイダーの泡が弾けたサヨナラだった

Thanks!と残した彼は空を見て明日はきっと晴れるだろうって

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2か月前
2

ポケットに入れてたレシート手すさびにまあるく丸く指で潰して

すぎたに
3か月前
3

アラームで寝返りを打つ タイマーでひっくり返すステーキみたい

すぎたに
3か月前
1

ショート 悪夢「絞首刑」

 コツン、コツンと階段を上っている。下っているのでなく、上っている。階段の材はなんだろうか。石でも木材でもなく、コンクリートでもない。ただ足音は堅く冷たい。階段…

すぎたに
3か月前

サングラス越しに望いた夕焼けを綺麗と思っていいのだろうか

新潟の富山に向かうSAで全トッピングゴーゴーカレー

磨りガラス越しに働く君を見る「またいつか」から何年経った

水をやる葉水をかける新芽みる出勤前のせわしなき世話

ジャケットでちっちゃなこころを着飾って折れないように背筋伸ばして

バイバイと最後だなんて伝えずに別れる僕を許してほしい

人前で好かれるさまを羨んで横で着慣れぬジャケットを着て

御遺骨と書かれた荷物が運ばれる朽ちれば人も物と同様

焼きそばのカップにソースの水滴が並んだ草間彌生みたいに

週明けの始まった顔をしてるけどこっちは今日で5連勤なの

横道の桜並木を5本分歩いた今年はこれでもいいか

今週を過ぎれば二度と会うこともなくなるあなたを見送らない

青空に鳥が飛ぶのを見あげてる4月になれば声が聞こえる

あの空は彼が見ていたサイダーの泡が弾けたサヨナラだった

Thanks!と残した彼は空を見て明日はきっと晴れるだろうって

ポケットに入れてたレシート手すさびにまあるく丸く指で潰して

アラームで寝返りを打つ タイマーでひっくり返すステーキみたい

ショート 悪夢「絞首刑」

ショート 悪夢「絞首刑」

 コツン、コツンと階段を上っている。下っているのでなく、上っている。階段の材はなんだろうか。石でも木材でもなく、コンクリートでもない。ただ足音は堅く冷たい。階段の幅は1メートルはあるが、その端に手すりなど無く、その両脇の向こうはひたすらに真っ暗だ。底は見えず、落ちれば助からないことだけが分かる。
 私の首には首吊りで使われるような縄の輪がかかっている。そして、この階段はどこかのタイミングで足場が消

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