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頭の中の書く「スイッチ」

なぜだろう。

文章を書くのは、どこか出先の方が進む。ふっと、書きたいことが頭の中に浮かんでくる。

家の中にいると、頭が固くなってしまうのか。
それは、実際のところ、本当にそうかもしれない。理論上、証明できるものは何一つ持ち合わせていないが、わたしの場合でいうと身体を動かすと、頭のどこかのスイッチが入るようだ。

場所を変えることで、空気が変わる。
普段目にしない風景、周りに人がいるという少しのほどよい緊張感。そういうもののカケラたちが、何かしら自分の中に変化をおよぼしている。

では、家にいても、書くスイッチを押せる環境があればいいのだろうか。

窓の外からは緑が見え、涼しい心地の良い風を感じられる。静かだけど、鳥のさえずりがどこからか時々聞こえてくる。

ゆったりと腰かけられる椅子。目に入るものは、集中を途切れさせるものは一切ない。

そんな理想的な環境。

いや、必ずしもそんな理想的な環境を手に入れる必要はないかもしれない。

自分のスイッチを自分で知っていればいいのだ。

家の中にいる場合、わたしは音楽をスイッチにすることが多い。
書こうと決めて集中したい時、いくつか決まった音楽を聴く。しばらくすると、どっぷりと書く世界の中に引き込まれていく。もはや、そうなっている時には、音楽は耳に入ってこない。

話は変わるが、この前、絵本作家さんのインタビューを見ているときに、落語を聞きながら作成をしているという話を聞いた。

「楽しい気分が投影されるように」

素敵だなぁと思う。

人によって、カフェ、音楽、落語、心地の良い椅子、コーヒー、チョコレート、いろいろあると思うが、自分にとって、頭の中の書く「スイッチ」が何かを知っていると、創作がもっと楽しくなるかもしれない。

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