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吾が越境

私の幸せとは、私のやりたい事、って何だろう。
実は、すべてあなた自身の中に既に存在しているのです。
かつての私自身も同じように悩み、苦しんだ事があります。
今回は、現時点(2023.10.31)の私が思っている生の喜びについて。

自分との対話

キーワードは自分の中だけで。
自分の中だけで守ろうとしている事
自分の中だけで納得できる事
自分の中だけで信じられる事
自分の中だけにあるこだわり
そういう概念は、強くなるうえで必ず必要な考え方です。
この感覚の種は、実体験を通して、喜怒哀楽を味わい、始めて獲得できるものです。
育むのも難しいですが、着実に積み上げたその感覚は、確実に自分を支えてくれます。まずは、自分と対話することから。

内的修行を積み重ねる

自分との会話で得られた感覚を育てていきます。
これは儒教で言われる徳を高めるという考えにも似ています。
ここでの最終的なゴールは、自分をコントロールできることです。
七情()をコントロールし、感情に乱されない自分を作り上げる。
これを渋沢栄一さんは、克己心(己に克つ心)と言います。

苦しみや痛みは貴重な薬である

好きな言葉があります。

人の一生は、重荷を負うて、遠き道を行くが如し。急ぐべからず。
不自由を常と思えば不足なし。
こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。
堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思え。
勝つ事ばかり知りて、負くること知らざれば害その身にいたる。
おのれを責めて人をせむるな。
及ばざるは過ぎたるよりまされり。

(現代語訳)
人の一生というものは、重い荷を背負って遠い道を行くようなものだ。
急いではいけない。
不自由が当たり前と考えれば、不満は生じない。
心に欲が起きたときには、苦しかった時を思い出すことだ。
がまんすることが無事に長く安らかでいられる基礎で、「怒り」は敵と思いなさい。
勝つことばかり知って、負けを知らないことは危険である。
自分の行動について反省し、人の責任を攻めてはいけない。
足りないほうが、やり過ぎてしまっているよりは優れている。

徳川家康公の遺訓です。
人生には近道などなく、長い修行の道のようなものである。
苦しみを知るからこそ、我に返る事ができる。
我慢する術を知れば、世界が自由に彩られる。
さすが、優れた学者の元で儒教を学び、国学にも精通していただけはあります。言葉の一つ一つが奥深く、感慨深いです。

ただ忠恕の道を行く

進路について色々と悩むこともありますが、ただ忠恕の心で過ごすことを私はミッションとして自分に課しました。
無為自然という言葉の通り、そうした姿勢で生きて、辿り着いた場所で、丁寧に生きていく。
そんな姿勢を貫く自分が楽しみでもあり、先行きが見えない不安もあり、総じてワクワクしているという所感です。

10年後の自分へ

10年後の自分はどんな姿だろうか。
きっと、誇り高い人間になっているでしょう。
10年後は、どんな哲学を持っていますか。
きっと、それも変化しているのだろう。
けど、あの約束は守ってね。
カッコいい男になるってこと

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