恕寛

職を転々とし、現在はプログラミング講師をしています。 哲学に深い関心があり、日々自分の…

恕寛

職を転々とし、現在はプログラミング講師をしています。 哲学に深い関心があり、日々自分の哲学を探求中です。

最近の記事

易経について

(現代語訳) 孔子先生は言われた。「私にさらに数年の寿命が与えられるなら、五十歳を超えはするが、易経を学びたい。そうすることで大きな間違いをすることなく、生きていけよう」。 (所感) 意識とは反対にあるものを学ぶことも重要である。 意識と無意識の絶妙なバランスですべては成り立っている。

    • 本当の愉しみとは

      (現代語訳) 孔子様がおっしゃるよう、「半搗米を食い水を飲み、肱枕でねるような貧乏暮しでも、道に志す真の楽しみはおのずからその中にあるものぞ。不正不義をして得た富貴などは、わしからみると浮べる雲のごとくはかないものじゃ。」 (所感) 数ある孔子先生の金言名句の中でも私は特にこの文章が好きだ。 自分の中に確かな(一朝一夕で忘れるものではない)志があれば、どんな質素な生活をしていても、輝きを放ち、前向きに生きていける。 反対に、邪な考えで得たものは、持っていても気が落ち着かない

      • 正しいと思えないことには関わらない

        (現代語訳) 冉有が「先生は衛君父子のどちらかを援助なさるだろうか。」と言った。子貢が「よろしい。僕が一つおたずねしてみよう。」というので、孔子様のお部屋に行き、問答した。「伯夷・叔斉というのはどういう人でござりますか。」「昔の賢人じゃ。」「後に悔い怨んだでござりましょうか。」「仁を得ようと願って仁を得たのだから、何の悔い怨むことがあろうか。」そこで子貢が引きさがって来て言うには、「先生は衛君父子のどちらをも援助なさらん。」 (所感) 自分の出処進退は、第一に道徳心を優先し

        • 素晴らしい芸術に感動する

          (現代語訳) 孔子様が斉に滞在中、韶の音楽を聞き、スッカリ感激して、「これほど大した音楽があろうとは思いもよらなかった。」と讃美され、当分は肉をたべても味も覚えぬくらいであった。 (所感) 忙しい中にも素晴らしい芸術を愉しむ時間が必要だ。 今は、素晴らしい作品にすぐに触れられるので、随分と恵まれている。 ありがとう。

        易経について

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        • 論語チャレンジ
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        記事

          慎重に対応すべき問題もある

          (現代語訳) 孔子先生が発言を控え、慎重に対応したのは、宗教上の行事のこと、戦争のこと、病気のことについてであった。 (所感) 扱う事柄によって対応を変えられる配慮のある人間になりたい。 最近は、軽はずみな発言・言動が多かったので反省しよう。 当たり前だが、自分の発言や行動に責任をもって生活しよう。

          慎重に対応すべき問題もある

          富について

          (現代語訳) 孔子先生は言われた。「もし、富というものが自ら求めて得るべきものであれば、王侯行列のような卑しい仕事でも何でもするだろう。しかし、富というのは天からの授かり物で、天命で決まると思っているから、私は自分のやりたい事、理想に向かって生きるのみである」。 (所感) 私も孔子先生と同様に自分の思うように生きる。 どんな仕事も誰かに求められるから成立するとは思うのですが、そんな中でも私自身が社会的意義を感じられることをやっていたい。

          富について

          何も考えずに行動するのはよくない

          (現代語訳) 孔子様が顔淵に向かって、「古語に『これを用うればすなわち行い、これを舎けばすなわち蔵る』とあるが、かく出処進退の宜しきを得るのは、まずわしとお前ぐらいのものかな。」と言われた。すると子路が進み出て、「なるほどそうでござりましょうが、先生が大軍をひきいて出陣される場合には、誰をおつれになりましょうかな。」と言った。その時には顔淵ではお役に立ちますまい、この子路でなくては、という意味合が露骨である。そこで孔子様が子路をたしなめておっしゃるよう、「虎を手打にしたり河を

          何も考えずに行動するのはよくない

          仁の在り方は、一概に言えない。大きな目で見ることも必要である

          (現代語訳) 子路が斉せいの桓公かんこうが公こう子し糾きゅうを殺したとき召しょう忽こつは義を守って死し管かん仲ちゅうは死せざるのみならず君の仇あだの桓公に事つかえたのをその意を得ずとして「管仲は仁とは申せますまい。」とおたずねしたところ、孔子様がおっしゃるよう、「当時周の王室が衰おとろえて諸侯服せず、夷い狄てき侵しん入にゅうして中国危からんとした際、桓公が武力を用いず血を流さずして諸侯を連合させ、尊王そんのう攘じょう夷いを実行して天下の人民を安あん堵ど休息させたのは、全く管仲

          仁の在り方は、一概に言えない。大きな目で見ることも必要である

          #5 空を知ることから全ては始まる

          私は、現在転職活動真っ只中です。 そんな中で思うことがありますので、この場にしたためようと考えました。 俺みたいなやつは決めすぎるな 人にはモチベーションタイプが2つあると思っている。 ①目標を立てて、日々その目標に近づいていくことに喜びを覚えるタイプ。 ②大幅な波があり、特定の事柄に対して、スイッチが入るタイプ。 私は後者のモチベーションタイプを保有している。 これまでの生き方を振り返ると、タイプ②であるのにも関わらず、①のフォーマットに自分をはめ込んでいたように思う。

          #5 空を知ることから全ては始まる

          #4 自分の人生を生きるとは

          自分の人生を生きるとは、自分を続けていくことだと思っている。 たとえ、汚らわしい自分でも恥ずかしい自分でも捨てることなく、すべて背負って歩いていく。つまり、嫌なことも受け入れて、初めて自分の人生だと思っている。言い換えると、それは納得(受け入れる)出来るとも解釈できる。さらに言い換えると、納得とは覚悟へと繋がる。 背負う→納得→覚悟 色々な重荷(恥辱、苛立ち、後悔)を背負って、それら全てを受け入れて、自分の人生を生きる覚悟が生まれてくる。 自分が快適に生きる事だけを考えるので

          #4 自分の人生を生きるとは

          【ネガティブの必要性】飽き性の私がトレーニングを4年半続けられている理由

          私は社会人になってからこれまでキックボクシング2年間、自重トレーニング1年半、ウエイトトレーニング半年(現在進行形)やってきてきました。 皆さんが実現可能かは一旦置いといて、今回は飽き性の私がなぜ4年半もの間トレーニングを継続出来ているかを解説していこうと思います。 他のトレーニーとは違い、超絶ネガティブな私が出来たのだから、皆さんであれば確実にものにできると思います! 労働時間を再構築せよまず初めに、何かを継続するためには環境整備から始めよう! 私はジムを継続させるため

          【ネガティブの必要性】飽き性の私がトレーニングを4年半続けられている理由

          #3 自らの身体で傷つき修復する事の愉しさ

          約二年間、自分と向き合い続け、至った知見や境地がありますので、それらを自分の為にまとめていきたいと思います。 20代で知るべき自分の好きな感覚 まず、これから先の人生を彩っていく為に、重要なことを知れました。 それは、自分の好きな感覚です。 私の好きな感覚は、自分の指標に基き、成長を感じる事です。 自分以外の全ての事は度外視で、自分の興味を持ったことを少しずつ成長させてゆく。 読書で言えば、論語を読むことにはまって、論語で学んだことを実生活で実践していく楽しさを知り、

          #3 自らの身体で傷つき修復する事の愉しさ

          #2 喝と大事なもの

          最近はたるんでいる。 メリハリなく、時間を浪費している気がする。 一度、気を引き締めなおそう。 こういう時は、内面と向き合う必要がある。 今日思った事がある。 こうしてメリハリのない生活をすると、ゆとりがあって安全で楽ではあるけど、つまらないし、なによりそんな自分が好きではない。 人生においても同じで、無事安泰で終わりを迎える人生も間違いはないが、私にはちと物足りないのだと思う。 超えるべき壁がたくさんあって、傷だらけになっても、譲れないものを追求していくような生き方が

          #2 喝と大事なもの

          #1 誰もが哲学者になる時代の到来

          正解なんて幻想が消え去りそうな現代では、各々が正解という名の納得を生み出していく必要があるわけだが、そうした貴方の哲学の始めは基礎から学び、派生させていく必要があると思うんだ。 事の初めは守であり、身についたものを壊し、親元を離れてゆく。 これがこれまでの人間の歴史から読み取れる学びの流れです。 生き方の学びを哲学と呼ぶことにしますが、学校ではこういった人間の根っこの重要なものをあまり深く探求できない。 世には、自分の生き方を追求してきた(している)偉大な哲学者がいる。

          #1 誰もが哲学者になる時代の到来

          日頃から人の気持ちに心から思いやる行動をする

          孔子先生は喪中の人と同席したとき、食事を腹いっぱい食べたりはしなかった。また、先生は喪式や法事に行って悲しまれた日は、決して歌など歌われなかった。 人の悲しみに同情できる当たり前の感覚を持っていたい。 これは人と人の繋がりにおいて最も重要なこと。

          日頃から人の気持ちに心から思いやる行動をする

          確かな感覚

          私にとっての書くこと 文章を書くことは私にとって心のメンテナンスのようなものだ。 人は生きているだけで色々な変化を味わう。 変化に伴って、心にも動きが発生する。 心の動きを客観的にみるために人は表現という手法を使う。 私は小難しい文章は書けないが、こうしてつらつらと自分の思う事を書くことにより浄化されるのだ。 未来について 私の頭はキャリアについて考える時間が多い。 今後自分はどうなっていくのだろうかと楽しみと不安な気持ちになる時がある。(楽しみの割合の方が多い) キャ

          確かな感覚