#5 空を知ることから全ては始まる

私は、現在転職活動真っ只中です。
そんな中で思うことがありますので、この場にしたためようと考えました。

俺みたいなやつは決めすぎるな

人にはモチベーションタイプが2つあると思っている。
①目標を立てて、日々その目標に近づいていくことに喜びを覚えるタイプ。
②大幅な波があり、特定の事柄に対して、スイッチが入るタイプ。
私は後者のモチベーションタイプを保有している。
これまでの生き方を振り返ると、タイプ②であるのにも関わらず、①のフォーマットに自分をはめ込んでいたように思う。
それでどういうことが起こるかというと、始めた当初はやる気に溢れていた計画が、飽きて高確率で頓挫してしまう。これを何度も繰り返してきた。
時間を浪費しないためにも、今後は違うアプローチをしていきたい。
フリーランスになることに憧れを持っていたのですが、特にこうした業務形態は、計画と実行がセットで必要になり、現時点の私にはちとハードルが高いように思えるのだ。
ここでは転職活動を議題として、最近私が意識していることは、とにかくたくさんの求人を確認して、少しでもピンときたらその都度応募している。
決断が遅く、停滞しているときの私はコンディション的にも良くない状態なので、とにかくアクティブ(流動)することを意識している。
転職活動の軸についてもそう、ルートを先に決めて走り出すのではなく、走り出して、ルートを考えるほうが私は気持ちがいい。だから、現時点で応募している求人には一貫性はほとんどなく、業種業界問わず、ひたすらに直観に頼って動いているのだ。
明らかに王道の転職活動ではないし、考えようによっては不安要素もありますが、私自身の感覚としてはこれまでになく爽快である。
これくらい大胆に動きながら考える癖をつけるのは、私の特徴からしても、これから役に立ちそうな予感はしている。

どう転んでも知ったこっちゃない

未来を考えるから、人は不安になるし、迷うんだ。
でも、未来を考えないということは中々できない。
解決方法が一つだけある。それは諦めること。
未来予想なんてしたところで、当たるかどうかは分からない。
さらに言えば、成功とか失敗という概念そのものが、これまでの人生で刷り込まれたデータの集積なのかもしれない。
上手くいかないであろうことも受け入れて、諦めてみたら、随分と気が楽になった。どう転んでも知らないし、それでいい。
この宇宙の小さな小さな一部である私たちの意識を、個人が自意識として持つのは馬鹿らしい。もっと大きな、宇宙規模で生きてたい。
宇宙の一部として、豊かさや喜びを少しでも生み出していきたい。

自分に注目し過ぎると悩む

私の頭の中は、考えを巡らせている事が多いのですが、私の中でネガティブな思考が出てくるときのパターンが分かり始めてきた。
ゲームで例えるとわかりやすいが、一人称視点で自分を主観的にとらえる場合、物を考えているときは動きの停滞や考え込みが増える気がします。
三人称視点で自分を客観的にとらえる場合、ネガティブな思考そのものが空であることを認識でき、広い視野を獲得することができる。
どちらにも甲乙はつけ難いのですが、どちらの視点にも行き来できるようになると豊かであろうと思うのです。

新しい知見から導く私に必要なもの

最近私は、興味が極めて限定的であることを知った。
SNSや日常生活でも興味のある事が少なく、興味のある事を見つけたとしても、飽きが速く、また次の新しい興味を探している。
将来は、興味のある事をとっかえひっかえしてやり続ける生活がしたい。
そんな自分を客観的に見て、必要なのは強制力である。
これは飽き性の私が筋トレを続けられて、意欲がますます高まっている理由から獲得した知見である。以下の記事で詳しく書いております。
もっと端的に強制力というものを言い換えると、環境である。20代の私のキーワードは間違いなく環境だと思います。
今の私に必要な環境は職場であることは言うまでもないのだが、ここで考えないといけないのは、自分にとってどんな環境が快適かではなくて、どんな環境であれば私の知的好奇心を満足させられるかが重要なのだ。
なぜなら、活力をもって生活するには、ワクワクする気持ちが何よりも必要であることを私は知っているから。
特に私は興味が非常に限定的であり、興味のある事をとっかえひっかえしてやり続けることが必要なのである。
上記の条件を踏まえて導き出した今の私に必要な環境は、
☆個人に裁量がある
☆多くのプロジェクトに携わる
☆業務のやり方についてとやかく言われない
☆興味のある領域であること
☆会社としてある程度の規律はある

である。

転職活動も終盤になり、ある程度の方向性が決まってきて、やはり私にはこのやり方が合っているんだなと思いました。
これまでやってきた理想を追い求める転職活動には納得感があまりありませんでしたが、今回の諦める転職活動では納得感を持そうな予感です(笑)
再現性を高めていきたいので、結果が分かり次第、また新しい記事として出していこうと思います。

仏教では「諦める」は「あきらかにみる」「明らかに真実を観る」ということになるそうです。 つまりは、もののありようを、何の偏見や前提や思いこみなどを交えず、ありのままに見る・知るということのようです。

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