見出し画像

インスタ、いいね数を非表示|本当の目的とは?【1-前編】

*投稿後、広告について1000文字ほど追記しました 8/5

4年前から想定していた未来予想図

起業して12年生の時の4年前、今の事業を本気で展開するかを悩んでいたのですが、新事業にこれからの10年をつぎ込むほどの熱意は持っているのか?自問自答していた頃、高い確率で勝算ありと思った理由の1つはFace bookの動きでした。そして、今回の動きは着々と私の未来予想図に向かっています。

先日より、インスタ投稿で確認できた「いいねの数」が非表示になった人もいますよね?ユーザーは

わぁ!私の投稿の自慢のいいね数が披露されなくなったの?!
おぉ!自慢だけのいいね数なんて要らないし逆に良かった!

などなど、様々な感情があると思いますが、大人からすれば どうでもいい話(笑)けれど、今回のテストはマーケットが変わり始めるお知らせ的なものなので業界人からするとワクワクしちゃいます。

私は物販の裏方業ですが、裏方であるからこそマーケットを10年単位で予想して動いています。壮大なテーマをどこから話すべきか、誰向けに書くべきか迷うので、見解を書くことはありませんでしたが、業界人じゃない方が広める噂に翻弄され勘違いが多く存在しているので、少しでも正したい思いで、今後は「ファッションテックのお話」のマガジンで少しずつ書いていきたいと思います。

前説長めのボヤキからようやく本題.... 

インスタ いいね数を非表示の内訳

7月18日の先日より、インスタグラムの「いいねボタン」ハートマークの隣にあったいいね数を表示していたカウンターが消えるテストが日本でも開始されました。

2019年5月よりカナダからスタートし、今回は日本、ブラジル、オーストラリア、イタリア、ニュージーランド、アイルランド、の7カ国で実施されることになり、7カ国全てのユーザーには適用されず、一部ユーザーのみが対象。でのテスト開始です。

自分の投稿についたいいね数や、いいねを押してくれたアカウントの確認はできるが、従来は見ることができた他人の投稿のいいね数や、いいねを押したアカウントは見れなくなる仕様のテストです。

日本では一部のユーザーにいいね数を非表示にしたところ、様々な反応があるようですが、私の肌感だと頻繁に投稿する「いいね数 重視派」のインスタユーザーには不評のようです。反対にただ、見るだけの派には「特に気にしていない、むしろ気がつかなかった」という声も。

今回のテストの目的(表向きの理由)

ここ3,4年のインスタグラムは投稿へのいいね数・フォロワ数の多さこそが注目されている象徴であり、人気者の証でありましたのでヘビーユーザーは過剰にいいねの数(エンゲージメント)を気にしすぎる傾向があり、投稿する時間帯を計算し、いいねが集まらなかったら削除するなど、できるだけいいねを多く獲得できるインスタ映えな投稿をしたいというユーザー心理が自然と生まれてしまいましたが、

今回のテスト実施の理由をインスタが公表している内容としては、「エンゲージメントに注目するのではなく、純粋にインスタグラムの投稿そのものに注目してもらいたい。」とのこと

その他に:いじめ対策 制限機能

快くいいねを率先的に押すユーザーもいるけれど、他人の投稿をdisる心ないユーザーからの誹謗中傷で自殺まで発展したと言われるケースもあったりで、イギリスの調査ではインスタグラムは若者の心に不安感や孤独感、劣等感などの影響が、他のSNSよりも高かったという調査結果が出て話題になったりしました。そして生まれた機能が、インスタの投稿やコメントに誹謗中傷的なマイナスなことを書こうとすると 「Are you sure you want to post this? Learn more」(本当にこれを投稿したい?)とワンストップを呼びかける機能や、

その他には、Facebookでは結構前に既に浸透している機能で、特定のユーザーをブロックすることなく、自分の投稿を見れなくしたり、悪口などのコメントを相手に知られずに他人や自分には見えないように非表示にしたり、DMの既読も相手には知らせず、遠ざけたい相手の行動を制限する「restrict」(リストリクト)という機能をインスタでも いじめ対策機能として発表は記憶に新しいかと思います。

欧米では、世間をザワつかせるような発言を広め、運営側を困らせるインフルエンサーがどのSNSでも一定数 存在いて、運営側に投稿制限にかけられたもんなら発言の自由を理由に裁判を起こされるケースもあるんだそうです。

過剰な執着心が芽生えてしまう、共感されることによって見えないエネルギーが生まれてしまうのは人がたくさん集まるSNSでは致し方ない部分である気もしますが、制限機能はユーザーが不愉快な思いをしないようにユーザーを守るためのものなので、ユーザーを減らさないためにも必然的に必要な機能だと考えられます。

いいね非表示、本当の目的は何か?

いいね数の非表示化を前向きに検討するためのテストの真意は、次回に続く「インスタは巨大なSNS型マーケットプレイスになる想定論」に書かせていただきますが、今回のテストはズバリ広告の効率化とEC機能を実行する準備に入ったと予想しています。

世間に公表している「純粋にインスタグラムの投稿そのものに注目してもらいたい。」という言葉に嘘はないと思います。噛み砕くと「広告を広告として意識しないで?」と言う意味にも解釈できます。広告をいかに広告として認識させないことが大事かがポイントだと思っています。

※ちなみに、今回のいいね数の非表示テストはビジネスアカウントは対象外です。

投稿することで稼げるインスタグラマー

日頃からいいね数が多く、フォロワーが多い人気インフルエンサー達は自身が広告塔になることもあります。商品や高評価の評判を投稿してもらうように企業から直接依頼されるケースや、インフルエンサーマーケティング企業経由からの依頼が多く、それらの広告は各インフルエンサーのファン達に向けて広まります。

インスタ広告はインフルエンサーの影響力よりエンゲージメントが低い

インフルエンサーが投稿する宣伝ポストよりも、フィードに流れる純広告の方が遥かにエンゲージメントが低いのをご存知ですか?

私は仕事上、いくつかのアカウントにログインできますが、自身の個人アカウントは今回のテスト対象者になってしまったので、ビジネスアカウントより以下のキャプションを撮りました。

左はフォロワーが3万人超えの DtoCなユーザー。右はインスタの純広告。インスタグラマーの投稿には722のいいねがついており、純広告には一つもいいねがありませんでした。

右の広告キャプションは8月3日のもので、広告にいいねが全くついておらず、いいね非表示に見えそうなので私がいいねを押しています。(この広告主のWishをご存知の方も多いと思いますが、大分広告費をかけてらっしゃるECです)

このように、インスタ広告にはエンゲージメントが低い状態が目立つ現状で、私が思うにその理由はFace bookもそうでしたが、過去に広告を選ばず野放し状態だった時代の影響が大きいと予想されます。

特にインスタはFace bookよりもEC系の広告が多く、広告は外部リンクの商品ページに繋がることが多いですが、広告と実際の商品内容が異なる、注文したけど商品が届かないなど、いわゆる騙された。買わなきゃよかった。そんな体験をせざるを得ない広告が昨年末までは特に多く存在していました。今は広告申請審査が以前より厳しくなったこともあって、まともな広告が多くなってきましたが、もうインスタ慣れしたユーザーは広告を広告として受け止め過ぎている気がします。

インスタ純広告には2パターンがある

インスタに純広告を出すには、インスタから広告をするか、Face book経由でインスタに広告を出すかの2パターンがあります。それぞれのメリットやデメリットも少し書いておきます。

⑴インスタビジネスアカウントから直接広告を作成
⑵Face book経由での広告作成

⑴インスタビジネスアカウントから直接広告を作成した場合、広告から広告主のインスタアカウントを見ることができます。インスタでブランディングをするほど投稿するものがない企業やサービスなど、インスタアカウントを持っていない場合でも⑵Face book経由でインスタに広告を出せて、この場合は単純に広告のみが表示されます。

⑴の場合、広告が入口となり広告主のインスタアカウントもフォローされると御の字ですが、そもそも広告主のアカウントに投稿が少ない、フォロワーが少ない場合は広告自体を信用しない傾向にあります。

広告に表示されているいいねの数やその広告主のアカウントの人気度を見て信頼性や信憑性を測る指標にしてしまうユーザー心理には、従来からの支持・信頼される=いいね数文化が背景にあり、広告主やプロダクトの認知度に比例してエンゲージメントに反映されているため、⑴の場合だとある程度アカウントが認知されていない限り、コンバージョンは上がりにくいです。

インスタ広告を広告として認識できるようになったユーザーに向けた純広告は今のところインスタ経由より⑵のFace book経由の広告の方がエンゲージメントに左右されづらく、また画像よりも動画広告の方がより効果が出やすいです。(その理由も書きたいところですが、今回の主旨から外れるので省略)

なので結論は

Face bookとインスタの収入源である広告で、コンバージョンが上がらないことは改善するべき問題点であり、その他に個人的に肌感で思うのは、そろそろ新規ユーザーの獲得はもう限界値を超えた気がします。そして、インスタには大きく分けて、影響を与える派影響される派に分かれているので、今後は現状のユーザーをいかに残存させ、変化をつけるタイミングとして今回のテストは中々の良いタイミングだと思うのでさすがだなと称賛したいです。

その理由は、次回の「インスタは巨大なSNS型マーケットプレイスになる想定論」で書かせていただきたいと思います。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
3
BUYON 代表 三浦由理。起業して15年 ここまで歩んで学んだこと・今、思うこと・ボヤキたいこと。 日本と韓国のハーフ、ソウル生まれ。日・韓に拠点を置き事業展開している起業家であり、自分の人生を全力で生きる一人。