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インスタは巨大なSNS型マーケットプレイスになる想定論【1-後編】

インスタ、いいね数を非表示|本当の目的とは?【1-前編】で書かせて頂いた続きです。

インスタは巨大なSNS型マーケットプレイスになる想定論

私はFace bookやインスタは最終的に新型マーケットプレイスを目指していると確信しています。皆さんが想像するマーケットプレイスにはならないカモですが、EC機能強化でマネタイズに繋ぐことは絶対行われるはずです。何故なら、それ以外に目指すところがないと言っても過言ではなく、試してみる価値は大いにあるからです。

Face bookは4,5年ほど前よりジワジワと販売機能の改良とテストを重ねてきており、グループページに販売機能を追加してみたり、個人アカウントも追加してみたりとUAT(User Acceptance Test /ユーザー受け入れテスト)をしているのですが、

それこそ決済機能はついていないものの、商品登録や売買成立機能や、商品非表示機能、販売商品に質問をしたり、購買者と連絡を取り合うためのツールなど、ECに必要な最低限かつ、現状のSNSの強みと現状の使い勝手に合わせた機能を少しずつ追加していきながら、

同時にFacebookページツール、ページマネージャーなども改良されて来ているので、10年以上前からDtoCがECの真理と思っている私にとってはとても興味深く試さずにはいられませんでした。

研究肌・追求型です。。。何かを知るためには身をもって体験することに限るので実際に昨年の10月までの約3年間ほどFace book上で、非公開グループを作り、特定のファン向けに1日限定の販売を1年に2回だけ、前期・後期に分けて、実際に売買を行っていました。

変化を知るには年2回が丁度よく、FBの販売機能と追加機能を実際に使いこなしながら、Face bookがやりたいことを理解(想定)することで今後のSNSやECはどのように変わっていくかを肌で感じれて、またD2Cのユーザー心理をより理解できる機会でもありました。

*使用方法や詳しい内容はまた今度... 本題を掘り下げていきます。

大きな改革よりも変化はグラデーションが一番良い

Face bookが徐々に少しずつ追加し改良する機能の多くは広告やD2Cに役立つものが多く、囲い込み術はジワジワ気づかれないようにするべきで、私の日頃の言葉で表現すると、ジワジワ囲い込む、気づかれずに認識させることを「グラデーション化」と表現しています。

プラットフォームで最も大事なのは大きな変化は無理に行わないことが賢明です。大きな変化を起こすことは改革とも呼ばれますが、大きな変化に付いて来れずユーザーが離脱に向かいやすく、また今後 続々と誕生するライバルに刺激とアイディアをお裾分けしてしまうことになるからです。

プラットフォームは創造性を持って進化し続けていく生命体であるべきですが、目的や核心を公表するメリットは全くなく、ユーザーが離脱せず、留まり、気づけば離脱できない状況(必要すぎて)に持っていくことが、生き残り続ける必勝法だと考えられます。

Face bookは用意周到で、短期・長期でのライバルをしっかり認識しており、それらに負けない、勝てる準備をグラデーション化していると思われます。

Face bookの短・中期的ライバル

ライブ配信型SNS
Face bookにとって、ライブ配信型のSNSは短期的なライバルであり、インスタが傘下にある以上、それほどライバルでもなく、中期的に見たらどちらかというと有利な立場にいます。

簡単に言うと、ライブ配信型のSNSはユーザーの利用年数が短いはずなんですよね。頻繁にライブ配信できる環境や時間・体力があるのは若年層であり、卒業周期は長くて2,3年で、若年層は時代ごとに選ぶSNSは進化していくので、時代ごとの若年層のハートを掴めない限り、1つのSNSが長期間続くことは困難だと思います。

twitter
twitterがまだ残っているのは短文ポストであることが一番の強みで、コミュニケーションを生ますよりも、受発信型なので一定のニーズがあるけれど収益化の進化は難しいと思います。

YouTube or Netflixなどのストリーミング配信系
YouTubeのライバルはストリーミング配信系であり、もはやFacebookとはレイヤーが異なると言って良いでしょう。YouTubeに若年層を取られてしまった感はありますが、Facebook Watchでストリーミング配信系に対抗していくパワーと条件は十分に揃っています。

Face bookの一番の強み

Facebookの若年層離れはとっくに起きていますが、インスタがいますからね。また、今の若年層はいずれFacebookに入る道標作りは実装されており、Face bookの様々なツールがその証です。

Face bookは本来、実名で登録し知人、友人、周囲の人達とコミュニケーションを行うSNSです。Face bookの仕様のコンセプトは信頼性です。

実名、経歴などの情報が信頼に繋がり、Face bookのページは企業・団体のHP変わりのものです。企業や団体はそれぞれ自社HPを持っていますが、リアル店舗や企業はGoogleマイビジネスでGoogle mapと連動させ、信頼と効率化を得れば良いですが、EC系などのWEBサービスは信頼と実績を表現できる場所はFace book ページが一番使い勝手が良いかと思います。

現在、日本国内の主なFace bookユーザーは30代〜50代で、男女比率は同じくらいです。今 ビジネスの最前線に立っているのが彼らであり、彼らがFace bookページや情報共有グループ、イベントページを作成しており、この年代は新しいSNSに切り替える動機や機会はそれほどなく、一つの安定感や一つのコミュニティーを大事にしたい日本人の特徴もあって、現ユーザーが完全離脱することは考えにくく、仕事絡み(グループやページ利用)で新社会人になった元若年層達がFBのソーシャルデビューはせざるを得ないわけです。

今後も終わらない未来があるFace book

Fece book、Instagramの二つのタックがいずれ、SNS型マーケットプレイスになる理由は、購買力があり、コミュニケーション能力があるユーザーだらけだからです。他のSNSよりも群を抜いて美的センスを気にかけ、人々とのコミュニケーションに慣れているのはFece book、Instagramくらいではないでしょうか?

なので、物販や飲食、ビジネスサービスなどの分野は広告をSNSに出すならこの2つが間違いなく、この2つの広告収益は今後も伸びていくと思いますが、ここまで世界中の沢山のユーザー数を集めながら、広告収益だけで満足するのは創造性がなさすぎると思います。

全て揃っているファミリー

Fece bookとInstagramは全てを備えていると言っても過言でなく、様々なアプリへの移動、FBアカウントで他サービスへのログイン、コミュニティーと通話やメッセージ、動画や写真はもちろん、企業ページまで作れて、世界中にサービスを知らせ、FBの口コミやインスタのエンゲージメント効果を活用するなど、ネット時代のインフラを余すところなく使いこなす巧みな経営理念とグラデーション化でユーザー育成にも成功しているので、人々をネット上に集まらせているインフラとしては最強であり、残りは決済だけだと考えられます。

長期的なライバルはAmazon!

全ては私の勝手な想定にすぎませんが、Face bookが張り合うならAmazonくらいしかいない気がします。まぁ、わざわざ張り合わなくても良いと思いますが、囲い込む・決済この2つのワードで最強なのはAmazonさんしか思い浮かばないですが、私が話す決済とはFinTech(フィンテック)のことです。

ECでAmazon payのように、FBがその気に慣ればFB payは秒で実装されると思います。ただのペイメントだけの実装だと大きくは成長しません。決済ツールを成長させるためには、売買を生ます必要があります。だから、あくまでもグラデーション化がモットーなFace bookですので、大きく分けるとまずは様々なちゃんとしたサプライヤー(広告主)を沢山集め(既に集まっていますね)、彼らの広告のコンバージョン率をあげてあげ、信頼と実績を獲得しにいくはずです。そのためには、一旦 いいね数 文化から卒業するタイミングが今です。(インスタ、いいね数を非表示|本当の目的とは?【1-前編】

その次は、インフルエンサー達を事業主になれるツールを提供し(販売機能)外部リンクに飛ばずにSNS上で完結させる。その沿線上で、決済機能が登場するかも知れませんが、難関なのは世界中のユーザーが自由にEC決済させることは容易でも、ツールを使うユーザー全てが越境ECを行うスキルはどうしても難しいため、なんらかの制限や今のような本人同士の直接やりとりから、Paypalを連携させるとか?それこそAmazon決済を入れるなど、一度は外部の決済サービスを試し、UAT(User Acceptance Test /ユーザー受け入れテスト)をしてからになると考えられますが、

その間に、Facebook Watchでストリーミング配信系を成長させ、NetflixやAmazon PrimeVideoと張り合える頃に、ECでも決済が整うはずなので、いろいろ諸々囲い込んだ後に徐々に一般ユーザーからのマネタイズを始めると想定しております。

Instagramのグラデーション化は現在ここです

さて、Instagramのグラデーション化はどこまで来ましたでしょうか?昨年に始まり話題を呼んだShopNow(ショッピング機能)は投稿に値段が以下のように見え、アカウントのメインページはこのように見えていました。

そこから、約1年、今回は数非表示のテストが始まりましたが、今のビジネスアカウントでのグラデーションはここまで来ました。

ECのビジネスアカウントを見ると、コンタクトを取る機能は上に、投稿が始まる上のセンターにはShopNow一覧ページが設けらています。

バッグ型アイコンを押すと、ShopNow一覧ページに移動します。

こちらのアカウントの販売商品が綺麗に表示され、商品をクリックすると

商品画像のウェブサイトに移動するボタンが表示され、ボタンの右上には以前はなかったメッセージ機能と保存機能が追加されております。

そして、予想は思っていたより早かった...

インスタ内で購入まで完了できるチェックアウト機能
実は、今年に入っては全くリサーチをしていなかったため、この機能が3月にアップデートするとの公式発表があったことを私は先ほど知りました。。

この記事を仕上げる際にエビデンス確認をするためのサーチで発見するとは...予想は当たっているが、時系列予想がちょっとズレたかな。

気を取直し、チェックアウト機能をご紹介させていただきます。

「Checkout」機能とは?
今年の3月頃に限られたブランドアカウントで試験運用から始まった機能で、名前の通りインスタ上でチェックアウトできる機能です。決済をし購入完了できるってことですね。

*画像はIntroducing Checkout on Instagramより引用

このチェックアウトが近々、インフルエンサーアカウントも対象となりユーザーはアプリ内で即購入完結できるようになるかもという話。私が予想していたことが既に始まっており、なんかどんどん書く気がなくなりましたが...(失笑)

仕様の流れは、引用させていただきます。

詳細情報ページにてサイズや色などのオプションを選択したら、ページ下の「Checkout on Instagram」という青いボタンをタップ。 するとインスタグラム内の決済ページが表示されますので、名前や住所などを入力し「Place Order」をタップすれば、購入完了です。

なお、名前や住所、支払方法などの個人情報は、アプリ内で保存されるとのこと。チェックアウト機能を利用して商品を初めて購入する際のみ情報を入力すれば、その後は基本的には情報入力が必要ないため、数タップのみで商品を購入できるようになるのです。 あわせて、出荷や配達情報についても、インスタグラムのアプリにて通知されるため、追跡も可能となる予定です。
インスタ内で購入まで完了できる!チェックアウト機能を知っておこう)より

checkout機能、最新情報...

チェックアウト機能が一部インフルエンサー(クリエイターアカウント)対象に機能テスト開始
インスタグラムにはインフルエンサーを対象としたクリエイターアカウントというのが存在し、クリエイターツールなど一般ユーザーが使えない機能などが存在する(あんまりわかってないw)最近、クリエイターアカウント向けのUI変更や機能テストの話題が頻繁にあがってたけど、今回インスタチェックアウト機能もクリエイターアカウント向けにテスト開始とのこと。

インスタ「チェックアウト」機能(アプリ内購入完結)でインフルエンサーから購入可能に!初期テストではキム・カーダシアン/カイリー・ジェンナー他数十名対象。Instagramショッピング/チェックアウト最新情報2019 より)

急に疲れてきたので締めに入りますw

やっぱりね、現場にいないと変化に追いつけませんね。Face bookやインスタがマーケットプレイスに向かう想定をしてから4年になりますが、この想定は 弊社の事業転換の機転の1つになったのは事実です。

スマホの普及、インターネット上の様々なツールの進化でEC化率は増えていきますが、どんどん細分化されては、最終的にはどうなるかって、マーケットプレイスに依存しないとやっていけない運命を辿るか、自社サイトで生き残り続けるか?の二択になります。現状ではリアル店舗よりEC化率の方が収益が伸びやすいため、どんどんリアル店舗を閉じてしまう傾向がありますが、それは大手企業の話で、

地域密着型は店舗とSNS、ECとオムニチャネルに全力を注ぐべきで、オムニチャネル方式は大手企業より地域密着型ショップさんにオススメの方法です。

もう一つ、先を話すと囲い込みグラデーション戦略は気がつかないうちに生活のあらゆるものを支配されます。(便利にさせてくれます)ここにはネットインフラはもちろん、物流、決済がキーポイントです。物流と決済を持つ者が最強説なのですが、中小企業は太刀打ちできなくなっていく未来予想図があります。

売れ出した頃に賃料が上がる、または売れなくても賃料は上がるし、更新期が必ず来る、そんなリアル店舗と同じく、マーケットプレイスもそうなっていきます。お引越ししたくても、この場所だから来てくれる顧客を捨てて一からやり直すのはものすごく体力と時間がかかるんですよね。(体験談です)

それだけではなく、小売店にとって一番の最悪は、最初は人気があるモール出店で(あ、FBやインスタはマーケットプレイスになるとは、モール化的に変化するよ!ってことです)沢山のお店を出店させ、マーケットプレイスの盛り上がりに一旗あげることができると思いますが、出店者潰しが始まるというか、、

厳密にいうと、一定のEC化率を超えると、どこのサイトに行っても同じ商品が売られている状況になるので、マーケットプレイスは他社との差別化を図りざるを得なくなるんですね。

他社との差別化とは、商品の差別化です。
他では売っていない品が安く早く消費者に届けるためには?

マーケットプレイス自身がオリジナル商品を開発、仕入れ、販売していくことになります。わかりやすくいうと、セブンイレブンですね。

セブンイレブンはセブン・プレミアムというプライベートブランドを作り、いろんなメーカーの商品が陳列されるべきはずの棚で、ぎっしり独自ブランドの商品を置いています。美味しいし、安いからついつい買っちゃいますよね。セブンも同じくグラデーション化で気づけば、今では1/4以上が自社ブランドを販売しています。大手スーパーもそうですよね。

このように、ユーザーは気がつかないうちにグラデーション化の流れに乗ってしまっており、特に不満を持つことはなくなります。本人的には自分の選んだ選択だと思っています。けれど、無料配送、即日到着、ポイント還元、などなど様々なメリットや会員登録してあって、お届け先を新しく入力しなくて済むし、カード情報新たに打たなくて済むし、、結局、楽な方に依存していきます。これが囲い込み術と私は表現していますが、

食料品とか生活雑貨はまだいいんですよ。消耗品ですから。(いや...この変化で潰れたメーカーが沢山いるかもですね。すいません。)

ま、こんな具合でね、じゃぁ今 セレクトショップやっている人、リアル店舗やっている人、マーケットプレイスに出店している人、これからどうする?何に向けて目標を立てる?

服と靴をこよなく愛している、全身全霊でアパレルだけ一筋、20年プレイヤーの私にはとても理解できます。「そんなこと考える余裕はない!戦場はなうなんだ!」でしょ?私も長年そうでした。

あとね、アパレルECは安さや速さは、そこまで重要ではないんです。1つだけ勝算っていうより生き残れるポイントは存在していまして、大きく分けて

・ブランディング
・商品クオリティー
・商品展開率=リピーターの回転率
・消費者とのコミュニケーション

この4つです。これさえできれば生き残れます。
なので、未来予想図が見えた時、私は今の事業を始めるしかないと思いました。昔の私のように、ただただ全身全霊で素敵な品をお取引先やお客様に届けたいショップさんを支え、効率化をあげる完全裏方に回ろうと。表のことは全部経験済みですから、何が必要で、何が真理なのか見極めるスキルもでき、裏方がやるべきことが鮮明に見えたので今に至ります。

パッション込めて書き上げましたが、
途中でまさかの現状を一足遅く知ってしまい、なぜか若干の疲労感がありますが、ショップ運営者、業界の方、業界じゃない方でも、この内容が理解でき、伝わったなら書いた甲斐があります。

今後もファッションテック(アパレルEC)系のボヤキが読みたい!と思う方は是非 ファッションテックの話マガジンのフォローや、スキを頂けると、読みたい人がいるんだね!って嬉しくなっちゃって頑張って書きたいと思います。


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BUYON 代表 三浦由理。起業して15年 ここまで歩んで学んだこと・今、思うこと・ボヤキたいこと。 日本と韓国のハーフ、ソウル生まれ。日・韓に拠点を置き事業展開している起業家であり、自分の人生を全力で生きる一人。