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「比喩・たとえ話・換言」がおかしい/間違っている ~ドラマ「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」(シーズン1)の場合 #1

ペニー「(ロクデナシ男に恋したせいで私の人生はメチャクチャだと嘆く)4年も一緒に暮らしたのよ!4年よ!高校生活と同じくらい!」(アメリカでは4年制の高校が多い)

シェルドン「(飛び級するのが当たり前だと思っているので)高校出るのに4年かかったの!?」

ドラマ「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」(シーズン1の第1話)




◆概要

【「比喩・たとえ話・換言」がおかしい/間違っている】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。


◆事例研究

◇事例:ドラマ「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」(シーズン1の第1話)

▶1

本作の主人公は、レナードとシェルドン(20代後半の男性)。

2人はとあるアパートの一室でルームシェアしている。

なお、この2人は極めて頭がいい。飛び級を繰り返し、若くして博士号を取得。現在は物理学者として働いている。


ある日、

・Step1隣人のペニー(若くて美しい女性)と話していた時のことだ。

・Step2:ペニーが言った。かつて私はロクデナシの男に恋してしまい、4年間も同棲していた。あの男のせいで――いや、あんな男に恋してしまった自分のせいで私の人生はメチャクチャだ!

・Step3:ペニーは言った「4年も一緒に暮らしたのよ!4年よ!高校生活と同じくらい!」(アメリカでは4年制の高校が多い)


すると、

・Step4:シェルドンは目を丸くして「高校出るのに4年かかったの!?」

・Step5:レナードは慌ててシェルドンに合図を送った「お前は黙ってろ!」。


▶2

「ロクデナシ男に恋したせいで、4年間も無駄にしてしまった。4年間といえば高校生活と同じ長さだ」と嘆くペニー。それを聞いてシェルドンは仰天、彼は叫んだ「高校出るのに4年かかったの!?」。

「天才シェルドンからすれば飛び級するのが当たり前、高校に4年間も通うのは驚きなんだろうけれど……いまはそういう話をしてるんじゃねーだろ!(笑)」「『高校生活と同じくらい』ってのはあくまでも比喩だろ!そこに食いつくな!(笑)」と思わず噴き出してしまった鑑賞者は少なくないだろう。


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