おかしな「言い訳・弁解」 ~ドラマ「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」(シーズン1)の場合
◆概要
【おかしな「言い訳・弁解」】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。
◆事例研究
◇事例:ドラマ「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」(シーズン1の第2話)
▶1
本作の主要キャラの1人・シェルドン(20代後半の男性)。
彼は、物理学者である。それもずば抜けた才能を持つ天才だ。一方、人間的には問題が少なくない……。
ある日ひょんなことから、
・Step1:アパートの隣人ペニー(若い女性)の部屋がおそろしく荒れている、いわゆる汚部屋になっていると知ったシェルドン。
・Step2:嗚呼、ものが散らかり放題だ!服や雑誌が床に散乱しているのは当然として、スプーンなどを入れておくトレーがなぜかソファの上にあったりする。
・Step3:神経質なシェルドンは頭を抱えた。そして叫んだ「ここは人間の住む部屋じゃない!」「混乱と無秩序が渦巻く空間だ!」。
というわけでその日の夜。
・Step4:ペニーが眠ったところで、シェルドンはこっそり部屋に侵入。
・Step5:そして、勝手に部屋を片づけ始めた。
・Step6:間もなく、友人レナードがやってきて呆れる「お前正気か!?若い女性の部屋に無断で侵入して、無断で掃除するって……」。
・Step7:するとシェルドンは言った「仕方なかった!寝られないんだ!だって、寝室を一歩出た先はリビングで、リビングを一歩出たら廊下になっていて、その廊下を挟んですぐ向こうがこれだ!」。
▶2
シェルドンは神経質な男だ。隣に汚部屋があると知り、頭を抱えた。そして彼は無断で部屋に侵入し、無断で掃除を始めた。曰く「仕方なかった!寝られないんだ!だって、寝室を一歩出た先はリビングで、リビングを一歩出たら廊下になっていて、その廊下を挟んですぐ向こうがこれだ!」。
「気持ちはわかるけれど……『寝室を一歩出た先はリビングで、リビングを一歩出たら廊下になっていて、その廊下を挟んですぐ向こうがこれだ!』という理屈が通じるなら、もう何でもやりたい放題じゃん(笑)」「潔癖症の人って大変なんだなぁ(笑)」と思わず噴き出してしまった鑑賞者は少なくないだろう。
◆他のアイデアも見る👀
この記事が参加している募集
最後までご覧いただきありがとうございます! 頂戴したサポートはすべてコンテンツ制作に使います!