言っていることは正しいが、「言い方・言い回し」に問題がある　～マンガ「再生学校」の場合

ネミッサ「先生……っ」「すぐに訂正してください！危険です！！」「ルルちゃんは昔からこの手の体型いじりに敏感で――そこを話題にされると反応がスゴいと言うか。つまり……胸が敏感なんです」
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クラスメイト「言い方」

マンガ「再生学校」（第1巻）

◆概要

【言っていることは正しいが、「言い方・言い回し」に問題がある】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。

◆事例研究

◇事例：マンガ「再生学校」（第1巻）

▶1

本作の主要キャラの1人・ルルコ（女子学生）。

彼女はスレンダーな体つきをしており、胸は小さい。

また、

・Step1：そんなルルコのクラスの担任を務めるのはメル先生。ルルコとメル先生は生徒と教師という関係を超えて、親しく付き合っている。

ところがある日、

・Step2：ルルコとメル先生が口論になった。

・Step3：売り言葉に買い言葉でメル先生が叫んだ「ルルコさんは貧乳ですよね！ぺったんこで大平原ですよね！」。

・Step4：直後、ルルコは鬼の形相になる。

・Step5：傍にいたネミッサ（ルルコの幼馴染）が慌てて叫んだ「先生……っ」「すぐに訂正してください！危険です！！」「ルルちゃんは昔からこの手の体型いじりに敏感で――そこを話題にされると反応がスゴいと言うか。つまり……胸が敏感なんです」。

・Step6：クラスメイトがツッコむ「言い方」。

▶2

ミネッサ曰く「ルルちゃんは昔からこの手の体型いじりに敏感で――そこを話題にされると反応がスゴいと言うか。つまり……胸が敏感なんです」。

そう、ルルコは胸が小さいのがコンプレックスで、ゆえに貧乳だの大平原だのと言われるとぶち切れるわけだが――「おい！『胸が敏感なんです』って、いや確かにそうなんだけどさ。確かにそうなんだけど……その言い方はないだろ！（笑）」「『胸いじりには敏感なんです』とか、『胸の話題には敏感なんです』とかって言えよ！『いじり』『話題』を省略するから変な風になるんだろ！（笑）」「『胸が敏感なんです』って、それもう別の意味になってるよね？（笑）」と思わず噴き出してしまった読者は少なくないだろう。

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