「比喩・たとえ話・換言」がおかしい/間違っている ~ドラマ「セックス・エデュケーション」の場合
◆概要
【「比喩・たとえ話・換言」がおかしい/間違っている】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。
◆事例研究
◇事例:ドラマ「セックス・エデュケーション」(第4話)
▶1
本作の主人公は、オーティス(男子高校生)。
著名なセックス・セラピストを母に持つ彼は、母譲りの知識を活かし、校内で密かに「セックス・クリニック」を運営していた。
同じ高校に通う少年少女の性の悩みを聞き、それを解決すべくアドバイスを送るのが彼の仕事である。
ある日のことだ。
・Step1:オーティスは、ターニャとルーシーというレズビアンのカップルから相談を受けた。
・Step2:2人は相思相愛ながら、性交だけはどうしても上手くいかないのだという。
・Step3:ターニャが語る「いろいろ試したけどまるで泥沼。息が合わないっていうか、リズムがわからない」「要するに、ルーシーに触ろうとするとビビっちゃう。よくない結果になるってわかるから。言ってみれば、IKEAの本棚を組み立てたいのに手順を間違えたり、ちゃんとしたネジがなかったりして時間だけがすぎて、スウェーデンのものが嫌いになるみたいな」。
▶2
ルーシーとは相思相愛ながら、性交だけは上手くできないと悩みを吐露するターニャ。
彼女は言った「要するに、ルーシーに触ろうとするとビビっちゃう。よくない結果になるってわかるから。言ってみれば、IKEAの本棚を組み立てたいのに手順を間違えたり、ちゃんとしたネジがなかったりして時間だけがすぎて、スウェーデンのものが嫌いになるみたいな」。
ルーシーとの性交が上手くいかないため、性交それ自体を嫌いになりかけているという意味なのだろうが――「そこでIKEAの比喩かよ(笑)」「言いたいことはわかるけど、突然のIKEAには笑うわ(笑)」「確かに、IKEAで買ったものがいまいちだと、スウェーデンのもの全部を嫌いになりそうになるな(笑)」と思わず噴き出してしまった鑑賞者は少なくないだろう。
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