すべては「主人公がわき目も振らずに飛び出していくシーン」から始まった！！｜【EPISODE1：復活】「仮面ライダークウガ」を三幕構成で分析する

2021年2月26日 17:22

▶ 「三幕構成」を詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ👽 → シド・フィールドの「三幕構成」をバッチリ説明するぜ！！

分析対象

まずは、本話のストーリーをざっくり整理してみましょう。

本話は、

・Step 1：封印されていた怪人が復活する

・Step 2：主人公・雄介が怪人に襲われる

・Step 3：窮地に陥った雄介は、訳がわからぬまま戦士（= クウガ）に変身し怪人と戦うことになった

……という物語です。

続いて、本話の構成上の要点を整理します。

▶ 第1幕

第1幕は、

・1：「遺跡発掘が行われている → そこで古代文字が見つかった」（じつはこれが怪人復活の原因）という説明

・2：主要キャラ（雄介と桜子）の紹介

……に充てられています。

▶ 第1幕、ファースト・ターニングポイント

「遺跡で何か異変が起きているらしいと知った雄介が大慌てでバイクにまたがり、飛び出していくシーン」を経て、第2幕に突入します。

つまり「雄介がわき目も振らずに飛び出していくシーン」がファースト・ターニングポイントであり、ここから「仮面ライダークウガ」という物語は本格的に動き始めます。

▶ 第2幕、ミッドポイント

第1幕～第2幕前半には、ほのぼのムードが漂っています。

しかし、「ミッドポイント」を境に物語は一気にシリアスになります。

▶ セカンド・ターニングポイント、第3幕

雄介が変身し、訳がわからぬまま怪人と戦い始める……これがセカンド・ターニングポイントです。

つまり、第3幕は丸々戦闘シーン。

そして、雄介がひとまず怪人を追っ払ったところで物語は幕を閉じます。

▶ その他

本話は、「雄介が、段階を追って仲間や敵と出会う」という構成になっています。

すなわち、

・第1幕：桜子と会う

・第2幕前半：一条と遭遇する

・第2幕後半：怪人とエンカウント（→第3幕で戦闘）

続きはこちら！！

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