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確かに正論・真実だが、しかしそれを言ってはいけない/正論・真実は時に人を傷つける ~ドラマ「After Life/アフター・ライフ」の場合

女性店員「(「93歳の老女、金品を奪われる」という新聞の見出しを見て)ひどい事件よねぇ。一生の傷になるわ」

トニー「『一生の傷』だって!?93歳だぞ。100まで生きてもたった7%の傷だろ!」

ドラマ「After Life/アフター・ライフ」(第1話)




◆概要

【確かに正論・真実だが、しかしそれを言ってはいけない/正論・真実は時に人を傷つける】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。


◆事例研究

◇事例:ドラマ「After Life/アフター・ライフ」(第1話)

▶1

本作の主人公はトニー(中年男性)。

彼は愛する妻をがんで亡くし、そのショックから立ち上がれないでいた。いまやすっかり荒んだ生活を送っている


ある日、

・Step1:トニーが街中を歩いていた時のことだ。小さな商店の前に、その日の新聞が貼り出してあった。

・Step2:新聞の見出しには「93歳の老女、金品を奪われる」という文字。

・Step3:顔見知りの女性店員がトニーに声をかけた「ひどい事件よねぇ。一生の傷になるわ」


すると――

・Step4:トニーは言った「『一生の傷』だって!?93歳だぞ。100まで生きてもたった7%の傷だろ!」

・Step5:女性は呆れ、言葉を失った。


▶2

「93歳の老女、金品を奪われる」という新聞の見出しを見て、女性店員が言った「ひどい事件よねぇ。一生の傷になるわ」。

するとトニーは――「『一生の傷』だって!?93歳だぞ。100まで生きてもたった7%の傷だろ!」。


「確かに『7%の傷』だけどさぁ!(笑)」「言っていることは正しいんだけれど……こいつ最悪だな(笑)」と思わず噴き出してしまった鑑賞者は少なくないだろう。


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