わたしの偏屈なところが好きって 言ってくれたのに もうなくなっちゃった 誰にも教えてないすきなもの 教えてあげたのに きっと忘れちゃったの 左様ならば 一瞬を使い古さ…
駅裏の古いアパートを借りないか ベランダでいっしょに煙草を吸いたいんだ 軋む床で君と踊りたいんだ 眩い朝はもう少し布団に潜ろう このままずっと このままきっと 僕ら…
こんなどうしようもない夜は 星を数える 間違っていないよって言って 正解なんかいいから 君がくれたプレゼント ぼくには禁断の果実 神さまはいじわるだな やさしさがぼ…
蛇にピアスを観て 痛みを感じていないと生きてることが 実感できない 私のこの刹那的な感情も刹那的な行動も 全部肯定して 潰してみてほしかった ころしてほしいと 願っ…
ねえ 今日は月が大きいよ 空が青いね 道端に咲いているお花を見つけたの ほんとうは そういったものを もっといっしょに大事にしたかったな ふたりで聴いたあの曲 日常にあ…
雨が降る夜は 君の声が聴きたくなる 君のこと好きかは分からないけど 好きだよ 曖昧さを怒ったりしないで 賢いことばかり言う君は ちょっときらいなの ぼくら何十回も…
ふつうをあげられなくてごめんね だけどその手は なによりもあたたかったの 欠けたものより手に入れたもの方が きっと多いね ぼくは知ってる ぼくがいちばんうつくしいこ…
光を見た 忘れていたぼくを 君が思い出させてくれたの ありのままでいいよ 大人になる 生活が下手になる 起きられない朝は 昨日より眩しくない うまく泳げない たくさん…
昔から海がすきだった。それは別に、泳ぐのがすきだからではない。ただ、いつもそこにあったから。それだけだ。 わたしは泳げない。 わたしたちの前に流れる日々は海に似て…
蒸し暑くなってきたので窓を開けてみたら、入ってきた風はひんやりとしていて、やはりまだ少し肌寒い。 夏は容赦なく怠惰に流れる毎日を侵攻してきている。ちょっとくらい…
白い壁に薄く揺れるドアスコープの虹をもう一度みたい、と思った。 小さな光でよかった。 普通じゃなくていい。 きらきらなんてしていなくていい。 あなたとの生活、夜…
実果子
2024年8月10日 09:31
わたしの偏屈なところが好きって言ってくれたのにもうなくなっちゃった誰にも教えてないすきなもの教えてあげたのにきっと忘れちゃったの左様ならば一瞬を使い古さないで誰にも分からないこと君には分かってほしいと思ってた左様ならばin the nightわたし君の宇宙になれたかなそうだねなんて君には言えないよ左様ならば君はわたしの宇宙じゃない誰にもなれないものになれたら
2024年8月10日 03:57
駅裏の古いアパートを借りないかベランダでいっしょに煙草を吸いたいんだ軋む床で君と踊りたいんだ眩い朝はもう少し布団に潜ろうこのままずっとこのままきっと僕らいられるよね繰り返すいつもの日曜もう来ないかもしれないなんて誰も思ってない公園の横の平屋はどうかな外に出て一緒に星を数えたいんだ畳の上で温かな昼を眠れない夜はギターを弾いてこのままずっとこのままきっと僕らいら
2024年8月10日 03:50
こんなどうしようもない夜は星を数える間違っていないよって言って正解なんかいいから君がくれたプレゼントぼくには禁断の果実神さまはいじわるだなやさしさがぼくをこわしていくだからずっとずっとそばに居て世界中が敵でもその手を離さないからこんなどうしようもない夜は宇宙に駆ける意味分かんないって笑って分からなくていいから繋いできた日々何億光年先まで星になって照らして
2024年7月27日 03:14
蛇にピアスを観て痛みを感じていないと生きてることが実感できない私のこの刹那的な感情も刹那的な行動も全部肯定して潰してみてほしかったころしてほしいと願ったあの夜ほんとにおもってたのにあの人こわがるから冗談にしたころせないならやさしくしないでそんなこと今の君にはぜったい言えないな薄暗いこの感情隠して隠して秘密を抱える君がほんとうにすきだから初めて出会った
2024年7月25日 02:59
ねえ今日は月が大きいよ空が青いね道端に咲いているお花を見つけたのほんとうはそういったものをもっといっしょに大事にしたかったなふたりで聴いたあの曲日常にありふれていたものばかり知ってる?気付いていたのは僕だけだった誰かが書いたあの曲よりも誰かの目を気にすることよりももっと素敵なことあること僕は知ってるだからごめんね君とはさようなら教えてあげられなくてごめんねね
2024年7月17日 23:51
雨が降る夜は君の声が聴きたくなる君のこと好きかは分からないけど好きだよ曖昧さを怒ったりしないで賢いことばかり言う君は ちょっときらいなのぼくら何十回も何百回もはなしをしようキスをしようそれからいっしょに眠ろう寂しい夜はきっとなくならないけど君が横にいてくれたらそれでいい日曜の朝は君と手を繋ぎたくなる分かってないのに分かったフリバカだな素直じゃないと
2024年7月17日 21:26
ふつうをあげられなくてごめんねだけどその手はなによりもあたたかったの欠けたものより手に入れたもの方がきっと多いねぼくは知ってるぼくがいちばんうつくしいことをぼくは知ってるだってぼくにはここがあるから今日は笑えなくてごめんね見つめたその瞳はなによりもやさしかったのかなしいことがあったら全部分け合おうぼくは知ってるぼくがいちばんしあわせなことをぼくは知ってる
2024年7月17日 21:00
光を見た忘れていたぼくを君が思い出させてくれたのありのままでいいよ大人になる生活が下手になる起きられない朝は昨日より眩しくないうまく泳げないたくさん抱えていたいのに重くないのと囁くもうぜんぶこわしたいと願っても光を見た分からないぼくに君が教えてくれたのありのままでいいよよく笑うあの子より不器用な日々眠れない夜は今日も少し寂しいやさしくいたい分か
2024年6月11日 00:29
昔から海がすきだった。それは別に、泳ぐのがすきだからではない。ただ、いつもそこにあったから。それだけだ。わたしは泳げない。わたしたちの前に流れる日々は海に似ていると思う。ゆらゆらとただ流れて、ときどき大きな波が来て、また静かになる。海の底は暗くて、上に行くほど明るい。つよい魚がいつだって優勢で、泳げない魚なんて生きていないのと同じだ。そして、欲を持つとばかをみる。でもそんなことは考えない
2024年6月8日 03:44
蒸し暑くなってきたので窓を開けてみたら、入ってきた風はひんやりとしていて、やはりまだ少し肌寒い。夏は容赦なく怠惰に流れる毎日を侵攻してきている。ちょっとくらい待ってくれればいいのにと思う。焦ったって仕方ないのだ。わたしは夜がすきだ。夜は孤独で寂しくて無限だ。どこへだっていける。夜だからといって、すきなひとに電話をかける。愛を必死に手探りするその痛々しさと弱さをわたしは無駄だとは思わない。寧
2024年6月6日 23:29
白い壁に薄く揺れるドアスコープの虹をもう一度みたい、と思った。小さな光でよかった。普通じゃなくていい。きらきらなんてしていなくていい。あなたとの生活、夜と朝を繋ぐ作業。不器用だったけど、私なりの愛を精いっぱい込めていた。暗くて狭い部屋。ふたりだけの世界。長い睫毛を数えてみる。黒く透ける髪を触ってみる。ほくろで名前のない星座をなぞってみる。薄い肌につけた小