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読書記録「麒麟の翼」

〜今日の1冊〜

今日の1冊は東野圭吾さんの作品を紹介します。

「私たち、お父さんのこと何も知らない」。胸を刺された男性が日本橋の上で息絶えた。瀕死の状態でそこまで移動した理由を探る加賀恭一郎は、被害者が「七福神巡り」をしていたことを突き止める。家族はその目的に心当たりがない。だが刑事の一言で、ある人物の心に変化が生まれる。父の命懸けの決意とは。

Amazonより

〜読後の感想〜

加賀恭一郎シリーズの作品です。
1作目から読み進めてきましたが、こちらの作品、シリーズの中でもかなりの名作です。
日本橋の上で亡くなっていた男性、近くで目撃された不審者は交通事故で意識不明、2人に関係性はあるのか?というところから物語が始まります。
物語の展開がかなり早く、「え、これどういうこと?」「そんなことになってたの?」という感じで話の広がり方がすごいです。
そしてなんと言っても、作中に出てくる家族(父と息子)の絆が素晴らしいです…。
表立って仲が良いわけではなく、むしろ家族同士の会話は殆ど無いという家族関係…しかし、息子のことを理解していた父と、そんな父の思いを感じ取っていた息子に感動しました。
父親が息子に最後に残したメッセージをしっかりと受け取った息子の想いの強さ…非常にメッセージ性の強い作品でした。
加賀恭一郎シリーズまだ読んだことがないという方に是非一度読んでみてほしいと思える作品です。


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