【週末投稿】つれづれ有用植物#124(マメ科フェヌグリーク属:フェヌグリーク)
日本ではあまり馴染みがない植物かもしれませんが、クミン、フェンネルなどのスパイスと混ぜて利用されている事が多いようです。
スパイスとして、種は「フェヌグリークシード」、生葉は「メティ」、乾燥葉は「カスリメティ」と呼ぶことが多い様です。
フェヌグリークはマメ亜科の1年生植物で、地中海地方原産です。古くから中近東、アフリカ、インドで栽培されていたそうです。
植物体は枝分かれしながら60cmほどにまで成長し、黄色か白い花を咲かせた後に細長い豆果を付けます。
【PinguBanana 宅のフェヌグリーク】
種子はメープルシロップ様の香りと若干の苦味をもつ様です。
挽いて炒めるとカラメルに似た香りが出てきます。
種は粉にしてスパイスとして利用されたり、スプラウトとして発芽させた若芽を利用したりします。特にカレーのスパイスとして利用される事が多い様です。国内でもスプラウト用の有機種子が売られています。
種子から抽出したエキスはタバコのフレーバーや、模造メープルシロップの添加香料、エッセンシャルオイルとして利用されています。
マサラティーは、カルダモン/クローブ/シナモンや、ジンジャー/ナツメグなどもよく使用されています。しかし地方により調合やスパイスの種類が違っており、ネパールでは、「アジュワン」というセリ科一年草の種、ターメリック、メティ(フェヌグリーク)、ジラ(クミン)と塩を混ぜて10分くらいコトコト煮てつくるそうです。
種以外にも利用されており、
牧草としての利用が挙げられるほか、乾燥した葉は苦みのあるスパイスとしてトマト、ホウレンソウと合わせてカレー料理にも利用されています。
PinguBanana は過去に、栽培経験がありますが今年は、本格的に栽培にチャレンジしたいと思います。牧草としても利用ができるそうなので露地植えして当地に適しているかも含めて実験をしてみたいと思います。
■参考
gingamom様
スパイスに魅せられて、フェヌグリーク葉っぱを食す
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?