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【週末投稿】つれづれ有用植物#40(コショウ科:ハイゴショウ)

コショウ科の植物はいろいろと面白いものが多いのだが、日本ではあまり馴みが無い。一部沖縄で知られている「島コショウ(ヒハツモドキ)」は、国内で栽培もされており、独特の香りとピリッとした刺激で食欲をそそる。八重山そばには欠かせない香辛料です。

さて、今回ご紹介する有用植物は、タイ名が ชะพลู(チャプルー)、ベトナム名が La lot(ラロット)、中国名が 假蒟、和名はハイゴショウ(這胡椒)というコショウ科の植物です。コショウの風味が味わえる野菜として葉や茎を東南アジアで食べられています。

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タイではココナッツやピーナッツなどを包んでスナック感覚で手軽に食べる「ミャンカム」、「ゲーン・ケー」というカレー料理などが有名で、サラダ、スープに入れて利用されます。

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ハイゴショウは、高さ50cm程になる非耐寒性多年生草本です。
茎は分岐し這うようにして増えて行きます。葉は互生して付きます。長さは、7~15cmくらいで卵形で先が尖ります。

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苗は国内で主に通販で入手することが出来ますので、興味のある方は育てて収穫してみてはいかがでしょうか。耐寒性はありませんので、冬は凍らない暖かい場所で管理します。半日陰になるような場所が良いです。

PinguBanana も和風にして試してみました。

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鯖寿司をハイゴショウの葉で包んで食べてみましたよ。


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まぁ、美味しかったです。。
食文化に慣れていない状態で、初めて食べると感激するほどの美味しさには感じないもので。

わずかにピリッとした感じが良いですね。この巻きずしには醤油がかかっていたので、葉の香りが打ち消されてしまいました。
もう少したんぱくな具材を包んで食べると、香りを楽しめると思いました。

■合わせて読みたい
つれづれ有用植物#01(コショウ属:ヒハツモドキ)
つれづれ有用植物#04(コショウ属:コショウと矮性コショウで思う事)
つれづれ有用植物#14(コショウ属:関東コショウ育成の近況)


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