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【週末投稿】つれづれ有用植物#05(ショウガ科:カルダモン)

カルダモンは3000年以上も前から、スパイスや生薬としてインド、中近東、中国などで利用され、サフランやバニラ、コショウと並んで高価で貴重なスパイスとして多くの国で愛用されているそうです。粉末にしてカレーのスパイス、チャイティー・コーヒーなどの飲み物や、アロマテラピーにも利用されていますね。

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さて、香辛料の植物に興味を示す PinguBanana を含む、植物マニアさんはこのカルダモンを育てたいという方も多い様です。私は国内で2種類のカルダモンを入手しました。

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1枚目の写真は石垣島のネットショップから購入したもので、開花実績がある株です。容姿もネットで見る「カルダモン」と同じ様です。夏の間は関東でも新たな芽が出てきて成長も確認できています。こちらは既に開いている葉は環境が変わると順応できないのか少しづつ黄色くなり枯れましたが、当地で新たに出た葉は枯れていません。夏はバナナの木陰に置いて育成し、今はサランラップ保護した状態で湿度を保ちながら窓辺で越冬中です。

2枚目の写真は、大手園芸ショップから購入したものです。こちらは2013年頃から日本で「カルダモン」として流通しているものらしいです。
数年前から育てている方の情報だと、通常のカルダモンのように大きくならないとの事。購入時は30cmくらいで4号鉢だったが、1年後は株分けして7号鉢2個の規模になったそうです。
PinguBanana の所では、現在は越冬のために家に取り込んでいますが、一般的なカルダモンの様に湿度にあまり敏感でもなく、サランラップで過湿保護をしなくても葉が青々としています。

この様に2種を比べると、気候の順応性や容姿が違うので別種だと考えています。沖縄、石垣島以外で育成させて開花し、実を収穫するのは困難であると言われていますが、こちらも粛々と観察を続けたいと思います。今年の夏にそれぞれを購入したので、まずは越冬を成功させることが第一関門となるでしょうね。



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