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【週末投稿】つれづれ有用植物#110(キク科キク属:食用菊)

キクの歴史は古くからあります。日本では観賞用に品種改良された和菊がありますが、蚊取り線香の原料で有名な除虫菊や、苦みを少なく改良された食用菊などがあります。

今回は、食用菊について特集します。
食用菊は、料理のつまに使われるつま菊などの小輪種、花びらのみを食用とする大輪種に大別されますが、生態、形態上で観賞用のキクとの明確な相違はありません。

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【つま用の小輪種】

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【大輪種】

食用菊は、発ガン効果の抑制・コレステロールの低下・中性脂肪を低下させる効果などが研究結果として発表されています。
また栄養面ではビタミンやミネラルが比較的に多く、特にβ-カロテンやビタミンC、葉酸をはじめとしたビタミンB群などの抗酸化作能力の高い栄養素を多く含むそうです。さらに、紫菊花には抗糖化作用があるとされ、アンチエイジングの観点からも注目されているそうです。(WikiPedia より)

スーパーでは飾りとして食用菊が販売されているのを見かけますが、観て楽しんだ後に食べて楽しむ事ができますので、積極的にご家庭で料理に使っていただくと良いと思います。
食用菊は、観賞用の菊に比べて苦みが少なく甘みがありますので、茹でてお浸しにしたり、酢の物・和え物・天ぷら・吸い物 に用いる事ができますよ。

食用菊はホームセンターや、通信販売で苗を入手する事ができます。PinguBanana は阿房宮(あぼうきゅう)と、「延命楽(もってのほか・カキノモト)」を庭で育てて毎年収穫しています。

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煮立ったお湯にさっと入れて、30秒くらいで取り出し、冷水で洗った後にヘタを取りタッパーに入れて冷蔵庫に入れれば、ある程度保存ができます。後程ご飯にチラシたり、和え物に入れたりと重宝します。

栽培方法は、一般の菊と同じです。
多年草なので秋には地上部が枯れて、春に新しい芽を出してきます。
毎年春になると、芽を沢山出してきますが、数年放置すると品質が落ちてきますので、挿し木で増やしたり植え替えすると良いと思います。

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季節を感じれる有用植物を、庭やプランターで植えるとココロ豊かになるかもしれません。品種によって、甘みや多少の苦み、食感の違いがありますので2品種ほど育てると楽しいですよ。


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