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【週末投稿】つれづれ有用植物#163(セリ科ハマボウフウ属:ハマボウフウ)

セリ科の植物のうち、海岸の砂地に自生するものに「ハマボウフウ」というものがある。日本では北海道から南西諸島に分布しており、砂浜を歩いていると見つける事ができる。

花期は5~7月ごろで、花茎は立ち上がり、大きいものは50cmを越えることもあるそうですが、背の低いことが多い様です。

ごぼうを細くしたような長い根を地中深くに伸ばし、地表に這うように葉を広げます。茎の部分は赤紫色をしており、葉の表面にはクチクラ層が発達しており艶があります。

山菜として新芽を酢味噌和えにしたり、天麩羅、生食、刺身のつま等に利用されてきました。

ハマボウフウの根や根茎などにはクマリン配糖体が含まれ、発汗、解熱、鎮痛などに用いられます。漢方では根の部分を「北沙参」と呼び、去痰、解熱、鎮咳薬などとして利用されるそうです。

最近は海岸線が開発されて分布できなくなったり、食用・薬用として乱獲されて自生地が少なくなっている様です。

最近はホムセンで苗が購入できる様になったので、自然の土地から株を採取せずに、楽しむ事が出来る様になりました。畑での栽培も可能なようです。

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■2017年 #9 名取ハマボウフウの会 | 海と日本PROJECT in みやぎ(2分)
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市場に流通している「ハマボウフウ」はほとんど栽培されたものです。
土盛りして軟化栽培が行われているものが多く、下処理をせずにそのまま生食する事ができます。

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海岸で見かける山菜。ハマボウフウ。

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