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【週末投稿】つれづれ有用植物#16(ワサビノキ科:モリンガ)

インド大陸の伝統的医学である、アーユルヴェーダで紹介されている植物です。90種を超える栄養素を含み、生の状態ではビタミンCが豊富で、注意して乾燥させたものは、鉄分はほうれん草の24倍、カルシウムは牛乳の16倍、ビタミンAは人参の9倍、ポタシウムはバナナの何倍も含み、すべての必須アミノ酸、プロテイン、ビタミンB、ビタミンC、ミネラルまで詰まっていると言われています。

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モリンガは、6~12メートルほどに成長する木です。インド北西部のヒマラヤ山脈南麓が原産で、熱帯・亜熱帯地域で広く栽培されています。

栽培地域を中心に若い果実や葉が野菜として食される他、浄水や手洗いに用いられ、時に薬用植物とされます。また、鞘および種をオイル抽出用とするために栽培されています。野菜不足の現代生活ではモリンガによりバランスがよい栄養補給ができ、健康生活を送ることができるので、家族の健康に役立つ「薬箱の木」ともよばれているようです。

健康ブームもあって日本では九州以南で栽培されています。「モリンガ茶」で有名になりました。PinguBanana もお茶を試してみましたが「結構苦い」です。別名、ワサビノキといわれていますので、そういうものなのでしょう。

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モリンガは日本で栽培されている事もあり、苗や種が通販で入手可能です。

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種からは、表土から2cmくらいの深さに植えて、土の湿気をキープすれば1~2週間で発芽します。

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もともと熱帯・亜熱帯で繁殖している植物ですから、四季のある日本では霜が発生する地域では、室内に入れて越冬させる必要があります。成長が速い樹木であり、環境に応じて常緑性または落葉性を示します。PinguBanana の場合は秋から室内に取り込んで越冬させますが、その時には徐々に落葉してのっぺらぼうになり、春になってまた葉が生えてきます。

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             【自宅のモリンガ】

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           【自宅で越冬中のモリンガ】

まだ収穫できる株規模にはなっていませんので、今年の春からはもっとこの植物が好む砂質の土に変えて、肥料も与え始めてみようと思います。

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