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【週末投稿】つれづれ有用植物#130(ウコギ科ウコギ属:ウコギ)

ウコギは若芽を食用にしたり、根を鎮痛、強壮、強精の目的で利用されます。また枝にトゲがある事から「食べられる」生垣として、救済植物の目的もありました。

春の山菜として4月~6月頃に、ほろ苦く香り高い若葉や芽を摘んで食べます。「ウコギご飯」が有名で、その他天ぷら、おひたし、きり合えなど、いろいろな調理法が可能です。

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■仰天ゴハン 「“食べられる垣根”ウコギ」…山形県米沢市(約3分半)
読売新聞オンライン動画 様

■ウコギの食べ方(混ぜご飯と切和え)(2分半)
つくる楽しみ 様

一般にウコギと称される植物は、別名でムコギ、ヒメウコギともよばれている中国原産の種で、生け垣などにされる落葉低木です。日本で昔から栽培されていた種とみられていますが、一部は野生化しており、それとは別に北海道ではエゾウコギが自生しています。

多くは雌雄異株で、日本を含む東アジアに約40種知られそうです。
ヒメウコギは、日本は雌株だけしか存在していない様で、果実はつきません。(ネットでは丸い実が成った写真が見られます)

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また、根の皮部は五加皮(ごかひ)と呼ばれて生薬に利用されます。
この根の皮は鎮痛、強壮、強精に用いられ、ホワイトリカーに漬けて、五加酒(五加皮酒)にも出来る様です。

シベリアジンセン(エゾウコギ)

エゾウコギの根は、「シベリアジンセンルート」と呼ばれて通販でも購入する事ができます。

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■参考
Let's Green Life
庭に植えたい!山菜や薬用に使われる優れもの、ウコギ。
新芽がおいしい山菜の女王。コシアブラ。

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