ゆずの生命力

2018年11月4日 21:25

ゆず狩りってしたことありますか？

ぶどう狩りとか、桃狩りとか、聞いたことあるけど、なかなかゆず狩りって聞かなくないですか？？？

まぁ、ともあれ大学の実習で入らせてもらってる怒田という地域で
お年が召されてなかなか手をつけなくなったゆずを代わりに狩ってこよう！ってのをやったのですが、初めてのことばかりで！

まず、10月の終わりっていうのに寒い

とにかく寒い

わたしテニス部だったんですが、シャカシャカ着てやっと寒くない感じ

そしてそして、腰に裁ちバサミを入れるベルトをつけて、裁ちバサミを入れて、ゴム手袋をして、ヘルメットつけて...

ヘルメット？

なんでヘルメットやねーん
って思ってたけど、ゆずってトゲがあるんですね。それから頭とか守るためって

と、言われて想像したトゲとは
バラのトゲのようなものでしょ？普通は。

そんな可愛いもんじゃなかった

わかりますか？
葉っぱの間に伸びている裁縫の針のようなトゲが。
これ、空き缶とか普通に貫通させるらしいですよ。

だから目とか危ないって

そんなこと聞いたら急に怖くなりますよね笑
でも地元のおばあちゃんたちはこの木の間に入り込んで採ってるとか...
すごいよおばちゃん。。。

朝の9時から12時までと、13時から16時くらいまでぶっ通しでやったんだけど、
時間忘れるくらい熱中してあっという間でした。

あ、途中から暑くなって薄着になりましたけど

1コンテナ15キロちょっとにして、
午前中7人で18コンテナ
午後は...忘れました笑

コンテナの重さを入れると、17キロちょっとなのをもってすっごい坂を登って、ケートラに積むってのが一番しんどかった...

私たちは7人でやったけど、
普段は1人でやってると思うと大変なんていう言葉で表せないような、なんとも言えない気持ちになります。

ここからは少し真面目な話で、
このゆずがいくらか、ということ。

今回は果汁として売るということだったので、この値段らしいですが、安いと感じますか？高いと感じますか？

わたしは安いと思いました。
もっと高くしてもいいんじゃないかと。

もしバイトにしても割りが合わないし、
体験型観光化しても、危険があったり、場所的に来にくいところにあったり...

安いから高くしろ！と、消費者側のわたしには簡単には言えないこと...

何か付加価値をつけることはできないのか。
もっとどうにかしたいけど歯がゆい気持ち。

しかもここの農家さんはご高齢の方ばかり
でもここにゆずがなって、緑の中に黄色く色づく実が映える風景は残したい。

思いがずーっとぐるぐるするなぁ。

ゆず狩りしてたらおばちゃんが
大変でしょう〜ってお茶とお菓子とみかんを持ってきてくださいました

心があったまるってこのことなんだなぁって実感しまくり。

そのあと、わたしは普通に歩いていたら
靴の横のメッシになってるところから、
ゆずのトゲが刺さり、足から血が出ました。

痛いです。

スーパーでゆずとか見つけたら、
少しでも、この話を思い出していただくと嬉しいなぁと思ってます。😊

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