2024/2/8 『 ソレイユ 』
アンダルシアの脱ぎ棄てられた靴
ボイジャーの夢は捨てられている
霧が深くてわがままである
しんみりとした惑星の陸地で
紳士的言葉の地面を歩きつつあるわたしたち
ワルシャワのサインとは、霧雨であろう
ひからびたワイシャツで声を隠しているから
君たちの掌にも、一途のことわりがある
たまたまの言葉でことわりを貝殻に入れておこう
昔的今昔のこんにちのことわりで
たまたまの感情をもてあましている
タンジェント、これは感覚である
少ない花瓶の中からこの花瓶を選んだのである
それはもう過去