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集合論

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大学でやってる集合論を半自分用にまとめました。
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2020年12月の記事一覧

集合論 part10

集合論 part10

今回は、順序集合と、最大、最小、極大、極小元についてです。

本当は、上限、下限も説明したかったのですが、まだ完全に理解しきれて無い気がするので、今回はパスします。

まずは順序集合についてです。

順序集合とは、ある集合Aの中の関係Rが

(1)反射的、(2)反対称的、(3)推移的の3つの性質を満たす時、RをAの順序関係と言い、集合Aを順序集合という。

表記としては、ある要素a、bがあるとしま

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集合論 part9

集合論 part9

今回は写像について説明します。

写像とは、特別な関係のことを言います。

XとYの関係Mが次の条件を満たす時を写像と言います。

(1)Xの任意の元xは必ず、Yにある元yに関係する。

(2)1つのxが異なる2つ以上のyに関係しない。

絵で表すとこんな感じです。

つぎに、写像の性質についてです

写像には大きく3つ性質があります。

(1)全射

全射とは、上の画像のように

「Yの任意の元

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集合論 part8

集合論 part8

今回は推移的閉包についてです。

推移的閉包とは、個人的には

「好きな数移動できたら、どこに行けるか、どこには行けないか」

というものだと考えています。

つまり、どこまで推移的であるかということです。

どういうことかといいますと、

このようなグラフがあるとします。

このグラフに推移的閉包で求められた関係を加えると

これになります。

だから、「どこに行けるか」ということだと考えました

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集合論 part7

集合論 part7

今回は、中の関係の性質とその定義について説明しようと思います。

まず、中の関係とは何かということを説明します。

中の関係とは、集合Aから全く同じ集合Aへの関係のことを言います。

「Aの中の関係」の他には、「Aの上の関係」「Aにおける関係」という呼び方があります。

では、その性質と定義について説明います。

性質は4つあります。

1,反射的

2,対称的

3,推移的

4,反対称的

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集合論 part6

集合論 part6

今回は

関係について説明しようと思います。

関係を非常にシンプルに言うと、

「直積集合の部分集合」ということです。

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