「お尻だけゴリラになる」【ワンフレーズ小説】
📚1分で読める、おバカなショートストーリー「お尻だけゴリラになる」
彼は、朝目覚めると、なんとお尻だけがゴリラになっていた。毛深く、筋肉質で、ふつうのズボンには到底収まりきれないお尻がそこにあった。
最初は困惑し、恐怖に震えたトムだったが、次第にこの奇妙な事態に慣れていった。彼は特注のズボンを作り、日常生活をなんとか続けていた。しかし、問題は学校の体育の授業だった。とくにプールの時間は避けられない試練だった。
ある日のプールの授業、トムはどうにかしてお尻を隠そうと試みた