ローリング内沢

フリーランスのライター/編集者。得意分野はゲーム、音楽、デザインなど。仕事履歴は(ro…

ローリング内沢

フリーランスのライター/編集者。得意分野はゲーム、音楽、デザインなど。仕事履歴は(rolling-web.com)。趣味でDJ(soundcloud.com/rolling_u/)もやってます。1992年より『週刊ファミ通』クロスレビュアーを務める。

マガジン

  • おバカな「ワンフレーズ小説」

    "奇妙なワンフレーズ"をAIの力を借りて拡張させた超短編小説。 なにがどうなったら、そのワンフレーズがこうなるのか? 想像を遥かに超える不思議な世界観をお楽しみあれ!

  • 不定期更新【ローリング内沢の】エッセイ・コラムいろいろ

    ローリング内沢が書き下したエッセイ・コラムなどをまとめました。当マガジンを気に入りましたら各記事の下部にある「気に入ったらサポート」のボタンからご支援(投げ銭)をいただければ執筆のモチベーションアップに繋がります。なにとぞ、よろしくお願いいたします!

  • 【ローリング内沢の】おかしなレシピ

    「レシピ」という形のおかしなエッセイです。 キミはこのシュールな文章についてこれるか! <全15エピソード・すべて無料>

記事一覧

固定された記事

ローリング内沢のプロフィール【自己紹介】

◆ローリング内沢(うちざわ)とは? フリーランスのライター・編集者です。 1970年、東京都出身。1989年~2000年まで、ゲーム誌『週刊ファミ通』(旧・『ファミコン通信』…

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「おにぎりを手で握り潰して指のあいだから具が出てきた人」【ワンフレーズ小説】

📚1分で読める、おバカなショートストーリー昼休み、職場の休憩室で恒例の"チャレンジ"が始まった。この奇妙な儀式は、毎週金曜日に行われるもので、ルールは単純だ。おに…

「寝起きざま、ずぶ濡れのムックにひっぱたかれる」【ワンフレーズ小説】

📚1分で読める、おバカなショートストーリー早朝、静かな部屋で、私は目を覚ました。まだ夢見心地のまま、ぼんやりと天井を見つめていると、ドアが勢いよく開かれた。次の…

「成人式に自慢の改造車で乗り付けたものの落雷に打たれてタイムトラベル」【ワンフレーズ小説】

📚1分で読める、おバカなショートストーリー成人式の日、村上は自慢の改造車"サンダーボルトX"で会場に乗り付けた。ボンネットには巨大なドラゴンの絵、マフラーからは七…

「バッティングセンターで150キロのおにぎりが飛んできてデッドボール」【ワンフレーズ小説】

📚1分で読める、おバカなショートストーリー 一平はストレス発散のために、バッティングセンターに来ていた。彼はヘルメットをかぶり、バットを構えた。 「150キロの球な…

「ガムだと思って噛んでいたらWHAM!だった」【ワンフレーズ小説】

📚1分で読める、おバカなショートストーリー「ガムだと思って噛んでいたらWHAM!だった」 街のコンビニで新しいガムを買った。パッケージには派手なデザインが描かれ、「…

「時速300キロで納豆をかき回す女」【ワンフレーズ小説】

📚1分で読める、おバカなショートストーリー「時速300キロで納豆をかき回す女」 ミカは、特異な才能を持っていた。納豆をかき回す速度が時速300キロに達するという驚異的…

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「お尻だけゴリラになる」【ワンフレーズ小説】

📚1分で読める、おバカなショートストーリー「お尻だけゴリラになる」 彼は、朝目覚めると、なんとお尻だけがゴリラになっていた。毛深く、筋肉質で、ふつうのズボンには…

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「スプーンおばさんをフォークで刺す」【ワンフレーズ小説】

📚1分で読める、おバカなショートストーリー 「スプーンおばさんをフォークで刺す」 街の人々はみんな、スプーンおばさんと呼んでいた。 彼女はいつもポケットにスプー…

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ワンフレーズ小説をはじめました!

\1分で読める、おバカなショートストーリー/ ボクの考えた"奇妙なワンフレーズ"をAIの力を借りて拡張させたら、どんな短編小説が出来上がるのだろう? ふと、そんなこ…

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鳩がベランダにやって来たヤァ!ヤァ!ヤァ!【防鳥対策の記録】

\気分はもう戦争(ボクと鳩との)/ ここ10年以上、鳩がベランダにやってくるなんてことはなかったのだけど、先日突如現れた。 まあ、何も悪さをしなければ放っておくの…

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お寺の儀式(護摩祈願)が思った以上にエンタメだった

\最低限の作法・マナーは事前に予習していこう/ 西新井大師(にしあらいだいし)に行ってきた。 そう、"厄除(やくよ)け"で有名な、東京・足立区にあるお寺である。 ちな…

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『月刊ファミ通Wave』はどのようにして生まれたのか?

\『ファミ通WaveDVD』ではなく『月刊ファミ通Wave』!/ 先日(2024年3月5日)、高円寺yakushuというバーにて、"俺のゲー本"というトークイベントが開催された。 出演者…

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もしも『風来のシレン6』が実写化になったら?(キャストは誰が適役?)

\スーファミ版はたぶん1000回以上は遊んでる!/ stand.fmにて不定期で更新しているラジオ番組の新作を投下しました! 今回は、最近めちゃくちゃハマっている『不思議の…

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'90年代の情報番組『ゲームカタログII』を振り返る

\当時っていろいろなゲーム番組があったよね!/ 『ゲームカタログII』は、1994年10月8日~1998年3月25日まで、テレビ朝日で放送されていたゲーム情報番組だ。 当時の…

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音声配信(ラジオ番組)をはじめました!

\まったりと続けていければ!/ 「2024年、なにか新しいことにチャレンジしたいなー」と思いまして、stand.fm(スタンド エフエム)をはじめてみました! stand.fmとは、…

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ローリング内沢のプロフィール【自己紹介】

ローリング内沢のプロフィール【自己紹介】


◆ローリング内沢(うちざわ)とは?

フリーランスのライター・編集者です。

1970年、東京都出身。1989年~2000年まで、ゲーム誌『週刊ファミ通』(旧・『ファミコン通信』)の編集者として働いていました。

2000年4月にフリーランスになって現在に至ります。

👇さらに詳しい経歴はこちらをご覧ください。

Wikipedia|ローリング内沢

リクナビNEXTジャーナル|"ゲームを遊ぶ

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「おにぎりを手で握り潰して指のあいだから具が出てきた人」【ワンフレーズ小説】

「おにぎりを手で握り潰して指のあいだから具が出てきた人」【ワンフレーズ小説】

📚1分で読める、おバカなショートストーリー昼休み、職場の休憩室で恒例の"チャレンジ"が始まった。この奇妙な儀式は、毎週金曜日に行われるもので、ルールは単純だ。おにぎりを手で握り潰し、指のあいだから具が出てきた人が勝利、出てこなかった人は敗北となる。

「よし、いくぞ!」と意気込んで、私と同僚の山田が同時におにぎりを握り潰した。山田の指のあいだから、鮭の具がにゅるっと飛び出した。「勝った!」と彼は

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「寝起きざま、ずぶ濡れのムックにひっぱたかれる」【ワンフレーズ小説】

「寝起きざま、ずぶ濡れのムックにひっぱたかれる」【ワンフレーズ小説】

📚1分で読める、おバカなショートストーリー早朝、静かな部屋で、私は目を覚ました。まだ夢見心地のまま、ぼんやりと天井を見つめていると、ドアが勢いよく開かれた。次の瞬間、ずぶ濡れのムックが飛び込んできて、そのまま私のベッドに駆け寄り、無言で私をひっぱたいた。

「いてっ! 何するんだ!」、私は頬を押さえながら叫んだ。

ムックはびしょ濡れのまま、険しい顔で私を睨んだ。「おまえ、俺の夢に出てきて、俺の

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「成人式に自慢の改造車で乗り付けたものの落雷に打たれてタイムトラベル」【ワンフレーズ小説】

「成人式に自慢の改造車で乗り付けたものの落雷に打たれてタイムトラベル」【ワンフレーズ小説】

📚1分で読める、おバカなショートストーリー成人式の日、村上は自慢の改造車"サンダーボルトX"で会場に乗り付けた。ボンネットには巨大なドラゴンの絵、マフラーからは七色の煙が出るという派手な車だ。みんなの注目を浴びるなか、彼は得意げに降り立った。その瞬間、空が急に暗くなり、雷が轟いた。

「大丈夫、大丈夫。俺のサンダーボルトXは雷さえもエネルギーに変えるんだぜ!」と村上は下手な冗談を飛ばしたが、その

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「バッティングセンターで150キロのおにぎりが飛んできてデッドボール」【ワンフレーズ小説】

「バッティングセンターで150キロのおにぎりが飛んできてデッドボール」【ワンフレーズ小説】

📚1分で読める、おバカなショートストーリー
一平はストレス発散のために、バッティングセンターに来ていた。彼はヘルメットをかぶり、バットを構えた。

「150キロの球なんて楽勝だ」と根拠のない自信で満々だった。しかし、ピッチングマシンがうなりを上げた瞬間、何かが違うことに気づいた。

一平は瞬きをしたが、その時にはもう遅かった。マシンから飛び出してきたのは、おにぎりだった。真っ白なご飯が空中を切り

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「ガムだと思って噛んでいたらWHAM!だった」【ワンフレーズ小説】

「ガムだと思って噛んでいたらWHAM!だった」【ワンフレーズ小説】

📚1分で読める、おバカなショートストーリー「ガムだと思って噛んでいたらWHAM!だった」

街のコンビニで新しいガムを買った。パッケージには派手なデザインが描かれ、「驚きのフレーバー!」と書かれていた。

家に帰って、さっそくそのガムを取り出して噛み始めた。

最初はふつうのガムのように感じたが、突然、口のなかから音楽が流れ始めた。

驚いてガムを吐き出すと、そこにはなんとギターを持ったジョージ

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「時速300キロで納豆をかき回す女」【ワンフレーズ小説】

「時速300キロで納豆をかき回す女」【ワンフレーズ小説】

📚1分で読める、おバカなショートストーリー「時速300キロで納豆をかき回す女」

ミカは、特異な才能を持っていた。納豆をかき回す速度が時速300キロに達するという驚異的なスピードだ。彼女の速さは町中の噂となり、納豆をかき回す彼女の姿はまるで目に見えない稲妻のようだった。

ある日、町で納豆フェスティバルが開催されることになり、町長はミカに特別ゲストとして出演するように頼んだ。ミカは少し恥ずかしが

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「お尻だけゴリラになる」【ワンフレーズ小説】

「お尻だけゴリラになる」【ワンフレーズ小説】

📚1分で読める、おバカなショートストーリー「お尻だけゴリラになる」

彼は、朝目覚めると、なんとお尻だけがゴリラになっていた。毛深く、筋肉質で、ふつうのズボンには到底収まりきれないお尻がそこにあった。

最初は困惑し、恐怖に震えたトムだったが、次第にこの奇妙な事態に慣れていった。彼は特注のズボンを作り、日常生活をなんとか続けていた。しかし、問題は学校の体育の授業だった。とくにプールの時間は避けら

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「スプーンおばさんをフォークで刺す」【ワンフレーズ小説】

「スプーンおばさんをフォークで刺す」【ワンフレーズ小説】

📚1分で読める、おバカなショートストーリー
「スプーンおばさんをフォークで刺す」

街の人々はみんな、スプーンおばさんと呼んでいた。

彼女はいつもポケットにスプーンを詰め、道端に落ちている食べ物をスプーンですくい、誰かに勧めてまわっていた。

ある日、町にジョンという男がやってきた。彼は冷たく、陰険な目をしていた。彼はスプーンおばさんの行動を見ると、からかいの対象として彼女に近づいた。

「馬

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ワンフレーズ小説をはじめました!

ワンフレーズ小説をはじめました!

\1分で読める、おバカなショートストーリー/

ボクの考えた"奇妙なワンフレーズ"をAIの力を借りて拡張させたら、どんな短編小説が出来上がるのだろう?

ふと、そんなことを思っていくつか作ってみたところ、そこそこ面白いテキストが生まれました。

せっかくですので、マガジン形式にして、連載していきたいと思います。ぜひ下記のマガジン(無料)をフォローしていただければ嬉しいです!

※いわゆる「ボクの考

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鳩がベランダにやって来たヤァ!ヤァ!ヤァ!【防鳥対策の記録】

鳩がベランダにやって来たヤァ!ヤァ!ヤァ!【防鳥対策の記録】

\気分はもう戦争(ボクと鳩との)/

ここ10年以上、鳩がベランダにやってくるなんてことはなかったのだけど、先日突如現れた。

まあ、何も悪さをしなければ放っておくのだけど、ヤツらは鳴き声による騒音やフン害などをまき散らす迷惑系インフルエンサーである。

朝から"ホーホーホッホー↑ ホーホーホッホー↑"と鳴き喚き、ところかまわずベランダのあちこちにフンをして飛び去っていく。

むかしから鳩は幸運を

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お寺の儀式(護摩祈願)が思った以上にエンタメだった

お寺の儀式(護摩祈願)が思った以上にエンタメだった

\最低限の作法・マナーは事前に予習していこう/

西新井大師(にしあらいだいし)に行ってきた。

そう、"厄除(やくよ)け"で有名な、東京・足立区にあるお寺である。

ちなみに"西新井大師"は通称で、正しい寺名は"五智山 遍照院 總持寺(ごちさん へんじょういん そうじじ)"。

かの弘法大師(空海)を祀るお寺で、神奈川県の"川崎大師 平間寺(へいけんじ)"、千葉県の"観福寺"(かんぷくじ)と並ん

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『月刊ファミ通Wave』はどのようにして生まれたのか?

『月刊ファミ通Wave』はどのようにして生まれたのか?

\『ファミ通WaveDVD』ではなく『月刊ファミ通Wave』!/

先日(2024年3月5日)、高円寺yakushuというバーにて、"俺のゲー本"というトークイベントが開催された。

出演者たちがおのおの好きな"ゲーム関連本(雑誌や書籍)"を、ひとり20分ほどの持ち時間でプレゼンテーション(紹介)し、それをみんなでお酒を飲みながらワイワイと楽しむ、というイベントである。

そんなイベントにゲストと

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もしも『風来のシレン6』が実写化になったら?(キャストは誰が適役?)

もしも『風来のシレン6』が実写化になったら?(キャストは誰が適役?)

\スーファミ版はたぶん1000回以上は遊んでる!/

stand.fmにて不定期で更新しているラジオ番組の新作を投下しました!

今回は、最近めちゃくちゃハマっている『不思議のダンジョン 風来のシレン6 とぐろ島探検録』の話。

そんな『風来のシレン6』がもし実写化されたら、それぞれのキャラクターのキャストは誰が最適だろう?

……という、中学生っぽいトークをしております(笑)!

また、今回から

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'90年代の情報番組『ゲームカタログII』を振り返る

'90年代の情報番組『ゲームカタログII』を振り返る

\当時っていろいろなゲーム番組があったよね!/

『ゲームカタログII』は、1994年10月8日~1998年3月25日まで、テレビ朝日で放送されていたゲーム情報番組だ。

当時の『ファミコン通信』(現・『週刊ファミ通』)が監修をしており、コメンテーターやレポーターとして多くの編集者たちが出演。かくいうボクもほぼレギュラーとして参加させていただいていた。

ちなみに、YouTubeやInternet

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音声配信(ラジオ番組)をはじめました!

音声配信(ラジオ番組)をはじめました!

\まったりと続けていければ!/

「2024年、なにか新しいことにチャレンジしたいなー」と思いまして、stand.fm(スタンド エフエム)をはじめてみました!

stand.fmとは、気軽に音声配信ができるプラットフォームでして、ひらたく言えば個人配信ができるラジオです。

そこで、「ローリング内沢のゲームを256倍楽しむ方法」という番組をスタートさせました(タイトルは、エモやんの「プロ野球を1

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