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おバカな「ワンフレーズ小説」

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"奇妙なワンフレーズ"をAIの力を借りて拡張させた超短編小説。 なにがどうなったら、そのワンフレーズがこうなるのか? 想像を遥かに超える不思議な世界観をお楽しみあれ!
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記事一覧

「おにぎりを手で握り潰して指のあいだから具が出てきた人」【ワンフレーズ小説】

📚1分で読める、おバカなショートストーリー昼休み、職場の休憩室で恒例の"チャレンジ"が始まった。この奇妙な儀式は、毎週金曜日に行われるもので、ルールは単純だ。おにぎりを手で握り潰し、指のあいだから具が出てきた人が勝利、出てこなかった人は敗北となる。 「よし、いくぞ!」と意気込んで、私と同僚の山田が同時におにぎりを握り潰した。山田の指のあいだから、鮭の具がにゅるっと飛び出した。「勝った!」と彼は叫んだ。 一方、私の指のあいだからはただの米粒だけがポロポロとこぼれ落ちた。「敗

「寝起きざま、ずぶ濡れのムックにひっぱたかれる」【ワンフレーズ小説】

📚1分で読める、おバカなショートストーリー早朝、静かな部屋で、私は目を覚ました。まだ夢見心地のまま、ぼんやりと天井を見つめていると、ドアが勢いよく開かれた。次の瞬間、ずぶ濡れのムックが飛び込んできて、そのまま私のベッドに駆け寄り、無言で私をひっぱたいた。 「いてっ! 何するんだ!」、私は頬を押さえながら叫んだ。 ムックはびしょ濡れのまま、険しい顔で私を睨んだ。「おまえ、俺の夢に出てきて、俺のアイスクリームを全部食べたんだ!」 「は? 夢のなかの話でしょ? それで殴るなん

「成人式に自慢の改造車で乗り付けたものの落雷に打たれてタイムトラベル」【ワンフレーズ小説】

📚1分で読める、おバカなショートストーリー成人式の日、村上は自慢の改造車"サンダーボルトX"で会場に乗り付けた。ボンネットには巨大なドラゴンの絵、マフラーからは七色の煙が出るという派手な車だ。みんなの注目を浴びるなか、彼は得意げに降り立った。その瞬間、空が急に暗くなり、雷が轟いた。 「大丈夫、大丈夫。俺のサンダーボルトXは雷さえもエネルギーに変えるんだぜ!」と村上は下手な冗談を飛ばしたが、その言葉が終わるまえに、巨大な雷が車に直撃。次の瞬間、村上は車ごと消えた。 目を開け

「バッティングセンターで150キロのおにぎりが飛んできてデッドボール」【ワンフレーズ小説】

📚1分で読める、おバカなショートストーリー 一平はストレス発散のために、バッティングセンターに来ていた。彼はヘルメットをかぶり、バットを構えた。 「150キロの球なんて楽勝だ」と根拠のない自信で満々だった。しかし、ピッチングマシンがうなりを上げた瞬間、何かが違うことに気づいた。 一平は瞬きをしたが、その時にはもう遅かった。マシンから飛び出してきたのは、おにぎりだった。真っ白なご飯が空中を切り裂き、一平の左肩に直撃! 誰かが「デッドボール!」と叫び、一平は地面に倒れた。周

「ガムだと思って噛んでいたらWHAM!だった」【ワンフレーズ小説】

📚1分で読める、おバカなショートストーリー「ガムだと思って噛んでいたらWHAM!だった」 街のコンビニで新しいガムを買った。パッケージには派手なデザインが描かれ、「驚きのフレーバー!」と書かれていた。 家に帰って、さっそくそのガムを取り出して噛み始めた。 最初はふつうのガムのように感じたが、突然、口のなかから音楽が流れ始めた。 驚いてガムを吐き出すと、そこにはなんとギターを持ったジョージ・マイケルとサングラスをかけたアンドリュー・リッジリーが立っていた。 「サプラー

「時速300キロで納豆をかき回す女」【ワンフレーズ小説】

📚1分で読める、おバカなショートストーリー「時速300キロで納豆をかき回す女」 ミカは、特異な才能を持っていた。納豆をかき回す速度が時速300キロに達するという驚異的なスピードだ。彼女の速さは町中の噂となり、納豆をかき回す彼女の姿はまるで目に見えない稲妻のようだった。 ある日、町で納豆フェスティバルが開催されることになり、町長はミカに特別ゲストとして出演するように頼んだ。ミカは少し恥ずかしがりながらも、フェスティバルに参加することを決意した。 フェスティバルの日、広場に

「お尻だけゴリラになる」【ワンフレーズ小説】

📚1分で読める、おバカなショートストーリー「お尻だけゴリラになる」 彼は、朝目覚めると、なんとお尻だけがゴリラになっていた。毛深く、筋肉質で、ふつうのズボンには到底収まりきれないお尻がそこにあった。 最初は困惑し、恐怖に震えたトムだったが、次第にこの奇妙な事態に慣れていった。彼は特注のズボンを作り、日常生活をなんとか続けていた。しかし、問題は学校の体育の授業だった。とくにプールの時間は避けられない試練だった。 ある日のプールの授業、トムはどうにかしてお尻を隠そうと試みた

「スプーンおばさんをフォークで刺す」【ワンフレーズ小説】

📚1分で読める、おバカなショートストーリー 「スプーンおばさんをフォークで刺す」 街の人々はみんな、スプーンおばさんと呼んでいた。 彼女はいつもポケットにスプーンを詰め、道端に落ちている食べ物をスプーンですくい、誰かに勧めてまわっていた。 ある日、町にジョンという男がやってきた。彼は冷たく、陰険な目をしていた。彼はスプーンおばさんの行動を見ると、からかいの対象として彼女に近づいた。 「馬鹿げたことをやめろ!」とジョンが叫びながら、手にフォークを持ち、スプーンおばさんに

ワンフレーズ小説をはじめました!

\1分で読める、おバカなショートストーリー/ ボクの考えた"奇妙なワンフレーズ"をAIの力を借りて拡張させたら、どんな短編小説が出来上がるのだろう? ふと、そんなことを思っていくつか作ってみたところ、そこそこ面白いテキストが生まれました。 せっかくですので、マガジン形式にして、連載していきたいと思います。ぜひ下記のマガジン(無料)をフォローしていただければ嬉しいです! ※いわゆる「ボクの考えた超人(『キン肉マン』の超人募集)」と同じ発想です! \こうやって作ります!