見出し画像

色で覚えたファミコンカセット

😎週1回の更新でエッセイ・雑記をお届けしています。

記事は無料で読めますが、もし気に入りましたら、記事最下部👇にある「気に入ったらサポート」からご支援(投げ銭という名の原稿料!)をいただければ、今後の記事制作の活動費などに充てさせていだきます!

なにとぞ、よろしくお願いいたします!😊

\端子部分のクリーニングは無水エタノールを使おう!/

1983年に発売されたファミリーコンピュータ(ファミコン)。今年(2023年)で、発売から40年を迎えた。

それを記念し、"ファミコン40周年キャンペーンサイト"なる任天堂公式のサイトも公開され、そこではユーザーの投票でナンバーワンを決めるアンケートや、ファミコンのエピソードを語るトーク番組、さらにファミコンクイズなど、さまざまコンテンツが展開されている。

ファミコンという単語を聞いてパッと思い出す魅力のひとつに、色とりどりのカートリッジ(ROMカセット)がある。

さきほどお話した、"ファミコン40周年キャンペーンサイト"においても、"「赤いカセット」といえば?"というお題でユーザー投票(アンケート)が行われており、ボクは『燃えろ!!プロ野球』に1票を入れた。

"ファミコン40周年キャンペーンサイト"のいちコンテンツ、"ファミコン国民投票"。
©Nintendo

"カートリッジの色とゲームタイトルを結び付けて覚えている"、というのはまさにファミコンならではの"あるある"である。

ゲームボーイのカートリッジにも、カラフルなものがあったけれど、そのバリエーションはファミコンほどではなく、またスーパーファミコンのカートリッジにおいては、そのほとんどがグレーだった。

そう考えると、ファミコンのカートリッジのカラーバリエーションは、かなり多い。

思い出すかぎりだと、黒、白、赤、青、黄、緑、金、紫、茶、ピンク、オレンジ、グレー……など、しかも、黒みを帯びた赤色、濃い青、水色、薄緑、薄茶色など細分化するとキリがない。

さらに、カートリッジのオモテ面とウラ面で色が異なるツートンカラーもあれば、『裟羅曼蛇』に至ってはスケルトンカートリッジと特殊である。

じつは先日、友人と"ゲームタイトルからカートリッジの色を当てるクイズ"をやったのだが、思いのほかこれが面白かった。

「『ナッツ&ミルク』は?」、「うーん、青!」、「正解!」

「では『マイティボンジャック』!」、「あー、黒だっけ?」、「ブッブー、黄色!」

「『バイナリィランド』!」、「ペンギンのカップルが主人公だったし、(愛情を表現する)ピンクっぽかったような?」、「正解!」

……と、そこそこ盛り上がったのである。

同時に、「いまのゲームソフトって、色で覚えることってないよね。しかもパッケージ版ではなくダウンロード版が主流にもなってきてるし」という話にもなり、そう思うとファミコンのゲームは、カートリッジの色をはじめ、その形やサイズ(※1)も含めて、プロダクトとしてとても賑やかだったのだな、とあらためて感じたのである。

(※1)当時のナムコ、コナミ、バンダイ、ジャレコ、アイレム、サン電子、タイトーは、カートリッジの独自製造を行っていたので、その形や大きさなどが任天堂のものとは異なっていた。

商品としての統一感を求めるならば、色、形、大きさなどを同じフォーマットで合わせるのがベターだと思うけれど、それはそれで多少の味気なさもある。

そういう意味では、ファミコンカートリッジの色とりどりな感じは、昨今注目されている多様性(ダイバーシティ)という言葉にもなんとなく通じるものがあるなー、と思ったりもしたのである。


<まとめページ>【ローリング内沢の】エッセイ・コラムいろいろ

👆週1回の更新で新作エッセイをお届けしています。

記事は無料で読めますが、もしエッセイが気に入りましたら、下部👇にある「気に入ったらサポート」からご支援(投げ銭という名の原稿料!)をいただければ、今後の執筆のモチベーションアップにも繋がります!

なにとぞ、よろしくお願いいたします!😊

100円からサポートできます。いただいたサポートは、今後の記事制作の活動費などに活用させていただきます! なにとぞよろしくお願いいたします!