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"文章を書くことが好きな人"におすすめしたい1冊

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\文章(書き方)の幅が広がる名書だと思いまっす!/

"文章を書くことが好きな人"や、"文章を書くことを生業にしている人"に、ぜひ知ってもらいたい本がある。

フランスの小説家、レーモン・クノーの『文体練習』である。

本書は、あるひとつの物語を99通りの異なる文体で表現した実験的な作品だ。

その"物語"は、要約すると以下ような内容である。

「ある日、混雑したバスに乗っていると、奇妙な帽子をかぶった男が乗車してきて、他の乗客と『押した、押さない』で口論をし始める。
2時間後、私はさきほどの男をローマ広場で見かける。なにやら彼に、連れの男が『キミのコートには、もうひとつボタンを付けたほうがいい』と言っていた」

……ほんと、クッソどーでもいい話である(笑)。

この、他愛のない物語を、99通りの異なる文体で執筆しているのである。

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