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『北海道の冬を踏みしめる』ザイナスのちょこっとコラム

大分にあるザイナスに所属しながら、北海道大学大学院に通っている、荒木がご紹介するコラム。今回は、冬の北海道のをちょこっと紹介。

北から恵みを運ぶ流氷は地球の循環でできている

シベリアからの寒風によってできる流氷。流氷が運び屋となって、植物プランクトンを北海道のオホーツク海岸に持ってきてくれるおかげで、豊かな生態系や、カニやホタテなどおいしい海の幸が育まれる。だが、温暖化で流氷が来なくなる未来も、そう遠くはない。地形、風、海流、地球上の様々な要因が循環し、この流氷が見られ、その恩恵を受けている。地球を考えるために私が今後活動する上で、出来ることは何だろうか。そんな思いを馳せながら、接岸した流氷から海岸を眺めた。

日々景色は変わっても陽は必ず昇る

ゲストハウスで知り合った人と一緒に、朝日の登る屈斜路湖を見に、美幌峠にやってきた。夏に一度来て惚れた、屈斜路湖。冬の湖は一面氷が張っている。しかしよく見ると、ほとりからは温泉の湯気が。日本一大きなカルデラ湖は今もまだ、熱い息を噴き出している。ゆったり眺めていたくても、朝の5時半、気温はマイナス15度、風速は秒速15mほど。体感温度はマイナス20度くらい。寒さでスマホもデジカメも機能しなくなったので、朝日を眺めたら足早に車に乗り込んだ。次は雲海と朝日を見に来よう。

遊びから生まれた冬にだけ現れる幻のコタン

嗅ぎなれた硫化鉄の香りに包まれ、冷めた体を温める。上を生み上げると半月に瞬く星。周りは一面の氷。そして幻想的な光が漏れるスノードームがある。一人で入る氷上露天風呂は、自分が自然の一部になったような不思議な感覚になった。北海道の真ん中に位置する鹿追町の然別湖に、冬の間、湖の氷の上現れるコタン(アイヌ語で集落のこと)。地域の人が凍った湖の上に自分たちの村をつくろうというアイデアから、今や世界各地から観光客が訪れるお祭りにまで発展したもの。お湯につかりながら私も面白いアイデアを考えようとしたが、気持ちよさで頭が溶けてしまった。


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