リーダーとしてやるべきこと①「部下のカルテ作り」
リーダーとして一番大切なことは「伝える力」を養うことです。これがないとどんなに時間をかけても、指導も情報伝達も上手くいきません。
「伝える力」を養うためにすることは、カンタンです。「部下自身」興味を持つことです。あなたは部下の誕生日を知ってますか?家族構成は?趣味は?
「そんなこと知らなくても仕事の指導はしっかりできています」「仕事には関係ない」という声を聞きます。本当にそうでしょうか?
部下がミスをした時によくリーダーの口から「何度も言ってたのですが・・・」という言い訳を耳にします。「言ってた」はその言葉通り一方的に「言ってる」だけで「伝わってる」訳ではありません。そんな言い訳をしているリーダーは部下を育てるのに時間がかかってしまいますし、最悪育てられません。
本当に「伝えたい」なら、もっと部下のことを知ることが重要です。「部下カルテ」を作ることによって驚くほど言いたいことが「伝わる」ようになります。
「部下カルテ」の作成
では本題である具体的な「部下カルテ」の作り方ですが、これは、実際私がやってものをご紹介します。
まずはひな形を作ります。私が項目にしていたのは以下の通りです。
①年齢 ②誕生日 ③年齢 ④入社してからの年数 ⑤同期のスタッフ ⑥住所 ⑦家族構成(誕生日も) ⑧記念日(結婚記念日など) ⑨マイカー ⑩過去の実績(営業なら) ⑪パラメーター ⑫備考欄
これは一例です。もちろん最初は埋められない項目が多いはずです。これを普段の会話から埋めていくことから始めます。そして全員分出来たら毎日見て仕事に入る、その日あったことで良かったこと、気になったことなどのコメントを夜に記入することを習慣にしてください。これで驚くほど「伝え上手」に変われるはずです。
ノートに簡単に書いていくだけでもいいです。毎日が理想ですが、難しければ一週間に一度でも「必ず見る」「コメントを記入する」を続けてください。
重要なことは「伝える」ことを「伝わる」タイミングで部下それぞれに合った「伝え方」ができるか・・・です。「部下カルテ」によってこれが自然にできてきます。これは、「指導」「情報伝達」「叱る」「褒める」すべてにおいて活用できます。
私は、最初部下を3人持ってから12年間、リーダーをやってきました。今は12人持ってます。「部下カルテ」の形は変わっていますが、今でも実践してます。
部下が会社以外のプライベートでどんな生活をしているのかが見えてくくれば、自然と関わり方も変わってきます。指導もコミュニケーションも時間の量が多ければいいと言うものではありません。要は「質」です。
リーダーの皆さんは、会社に必要な人材であり、また、同様な人材を育てられると期待されて任されているはずです。しかし残念ながら皆さんの強みを部下に「伝える」ことができてない方が多いはずです。まずは部下を知ることから始めて、時間をかけずとも「伝わる」喜びを感じていただけたらと思います。
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