ずんば

文系理系を渡り歩き、男と女とを超越していく変人。戯言をいろいろ言う。 文学部国文学科卒…

ずんば

文系理系を渡り歩き、男と女とを超越していく変人。戯言をいろいろ言う。 文学部国文学科卒の教員免許(中高国語)持ち。平成の自動車エンジニア。令和の路線バス運転士。

マガジン

  • 出産・育児のこと

    出産期や育児についての体験談、当事者として考えたことなど。

  • 神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024

    講談も歴史も素人な個人の感想です。的はずれなことを言っていても“生暖かい目で”読んでいただければ幸いです。

  • ジェンダーを思索する

    LGBT / SOGI あたりの話を中心に、ジェンダーに関わることをテーマに書いた記事をまとめています。 ジェンダーに関わる話はいろんな記事でぽんぽんと出てくるので、ここではテーマごとまるっと該当している記事だけをまとめます。 何か考えを巡らせたいときに、ぜひ。

  • 話題にしてもらった記事

    私の記事を引用していただいた記事をまとめます。 使ってくださった方への感謝を込めて💐(自分の記事が誰かに引用される日が来るとは思っていませんでした。本当にありがとうございます。)

  • 講談師神田伯山新春連続読み「寛永宮本武蔵伝」完全通し公演感想

最近の記事

家事と育児とのバランス

子が産まれて半年が経ち、なお相棒と悩みぶつかることの多い課題。 「家事と育児、どちらがどのくらいずつ負担するか」 今回は、そのバランスをどう模索してきたかの話。 本当は家事も育児もぴっちり半分ずつやれるのが理想だ。一方、気づけば我が家のスタンダードになってきていたパターンは、相棒が主に家事を回し、その間の子の面倒は自分が見るというもの。そして家事を終えた相棒は「ずっと面倒を見させていたから」と子の面倒を見てくれる。そしたら自分はのんびり休む。 ……お気づきだろうか。 相棒

    • ごろごろ、にぎにぎ、もぐもぐ

      久しぶりに子育て報告を。と、記事を書くにあたり、まずはこの記事に使う画像を探してみたところ……可愛すぎるものを見つけました。 なんですか「へちょ」って!可愛すぎる! 子育てをするようになってから、世の赤ちゃんが今までより何倍も可愛く見えるようになってしまいました。今までだったら「可愛い……!」だったものが「んぎゃぁぁぁ可愛いぃぃ!!」になった感じで。そして我が子はもっと可愛い。見える世界が変わりました。 ちなみに我が子も寝返りがどんどん上手になり、ゴロゴロと安直に寝返りし

      • 携帯電話の音に怒る人 を見下す人

        先日、公演中の静寂の中で携帯電話の音が鳴り響くというハプニングに遭遇した。 6日間連続で通った「神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024」名古屋公演の千秋楽でのこと。内容の感想は毎日書いていたので、携帯電話が鳴ったタイミングの詳細も以下の記事に書いてある。 端的に言えば、シリアスで静寂さが張り詰めたシーンに差し掛かった場面で、携帯電話の「マナーモードにしてください」という音が数度繰り返して流れたという展開だった。 その出来事があった後、伯山先生がXにポストした内容がまた

        • 神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024 6日目

          ついに6日目。千秋楽となってしまった。 一言でいうと“ハプニングの多い1日”だった。そして、予期せず起こる物事への伯山先生の対応力の高さを見た日でもあった。 マクラでは会場内の連続券の客と一日券の客とが対立構造になりつつある話が面白おかしく話された。伯山先生が一日券のお客様向けに、連続券の方も復習がてらとこれまでのあらすじをダイジェストで読んでくれた昨日、連続券の一部の方が「あらすじなんて野暮だ」「一日券は見捨てろ(だったかな?)」という感想を書いたらしい。陰湿なコミュニティ

        家事と育児とのバランス

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        • 出産・育児のこと
          17本
        • 神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024
          6本
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          33本
        • 話題にしてもらった記事
          6本
        • 講談師神田伯山新春連続読み「寛永宮本武蔵伝」完全通し公演感想
          5本
        • 卒業論文 谷崎潤一郎『卍』
          3本

        記事

          神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024 5日目

          さて、5日目だ。楽しい6日間に終わりが見えて寂しいような気がしてくる。 私自身は連続読みで毎日栄に通うことになったおかげで、4日目から5日目の間は名古屋に泊まり観光を楽しもうということになった。名古屋は地元で、今も頻繁に訪れるが、だからこそ観光というものをしていない。だから連続読みを機に名古屋を観光地として楽しんだ。行き先は名古屋城。一昨年の『寛永宮本武蔵伝』連続読みの際、伯山先生が名古屋城に訪れた話をマクラでしていたのを思い出したので初めて行ってみた。雨だったが、おかげで人

          神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024 5日目

          神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024 4日目

          4日目、つまり『畔倉重四郎』3日目。中身の濃い話が集中していた。 講釈を毎日聴きに通うなんて時代ではなくなり、しかも新年早々から毎日が目まぐるしく動いている今、時間を忘れて連続読みに通う人がいるとはという内容のマクラが話された。確かに。しかし、毎日が目まぐるしいからこそ、連続読みに通い時間を忘れる日々をあえて設けるのもまた大切なのだと思う。今そういうことを一緒にやっている人が300人ほどもいることには驚かずにはいられないが。 今日の話に入る前に、伯山先生が一日券のお客さん向け

          神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024 4日目

          神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024 3日目

          3日目。『畔倉重四郎』としては2日目。 伯山先生は朝から一度東京に戻りラジオ収録をされたそうで、それでも案外喉の調子が悪くないとのことで、会場が拍手に包まれた。 客席の照明は0%にされ、そこで怒涛の殺しの場面を観ることに。 金兵衛殺し 畔倉は三五郎と入った賭場で大負けし、その後その賭場の貸元である鎌倉屋金兵衛を、賭場帰りを狙って殺す。さらに売上金を奪い、直前に借りておいた三五郎の名入りの扇子を倒れた金兵衛の傍に置いて逃げる。 最初の殺しよりも断然、随分と簡単な動機で人を殺

          神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024 3日目

          神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024 2日目

          2日目。ついに『畔倉重四郎』の始まりだ。 悪事の馴れ初め 畔倉重四郎が人殺しを始める前の話。 真人間だったはずの若い畔倉の歯車が少しづつ狂い出していくところを「あちゃー」と思いながら見る感じだった。 でもこの時の畔倉は、後のことを思えばまだまだ善人。善人が悪に染まる過程が描かれることで、どんな善人も悪人になり得るのかもしれないという危うさを感じながら観た。 この一席があるからこそ、見る側はゆくゆく畔倉に感情移入していきやすいのかもしれない。 穀屋平兵衛殺害の事 おなみ

          神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024 2日目

          神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024 1日目

          講談師、神田伯山先生の新春連続読みの記録。 今年は6日間にわたって東京と名古屋で行われる毎年恒例の新春連続読み。その名古屋公演の通しチケットを入手し通うことになったので、個人の忘備録として毎日書いていきたい。 まずは参加前の個人的な気持ち。 先の記事でも書いている通り、昨年9月に出産した。妊娠中は講談も落語も平気で聴きに出掛けていたが、産後となるとそうもいかない。まして6日連続なんて……。 と思っていたのだが、6日間連続で予定の融通を利かせられる年は今年を逃したらもう当面

          神田伯山新春連続読み『畔倉重四郎』2024 1日目

          お酒を飲んで楽しむものは

          結局のところ“人”が好き。 行きつけの居酒屋で充実した数時間を過ごす度に思うこと。 元々食べることが好きな自分。 お酒も酔っ払うために飲むというより、味を楽しむために飲む。料理とお酒とのマリアージュ……などという難しいことは分からないが、組み合わせが上手くハマって料理もお酒も化学反応的に美味しく感じた時、至福の時間が訪れる。 お酒自体を味わうのも好きだ。 主に飲むのは日本酒や梅酒、洋食ならワイン。ビールも好きだが炭酸に弱いのでたまに嗜む程度。好む酒の種類ゆえ「強いね」とよ

          お酒を飲んで楽しむものは

          HSPな自分が励まされた桂宮治の生き方

          「あんな“笑いの塊”みたいな人が、元々は人前で話すのが大の苦手……?」 TVer限定配信の番組『最強の時間割』で、落語家の桂宮治が自身の半生を語っていた。(TVerアプリにて無料で視聴可能だが、配信終了時期が明記されていないので、ご覧になりたい方は是非お早めに。) 宮治といえば、あの『笑点』のメンバーに抜擢されたのをきっかけに知った人も多いのではないだろうか。 自分もまだ生の高座で観たことはないと記憶しているが、しかし『笑点』メンバーになる前からテレビ等で目にしており、気

          HSPな自分が励まされた桂宮治の生き方

          ふたりで親になる

          互いに「相棒」と呼び合うパートナーとの間に、子を出産して約1ヶ月半。日ごとに成長する我が子を2人でお世話しています。 家事も育児も全部分担。いや、家事は相棒の方がこまごまとしたことに気づいて、よくやってくれている気がします。自分はそんな相棒に甘えすぎないように、母乳を出せることにあぐらをかかまいと頑張る日々。 いや、もちろんあぐらをかこうなんて気持ちは微塵もないのですが。傍からそう見られないよう頑張っているって話です。 自分達にとってはこれが当たり前の日常になりました。

          ふたりで親になる

          本日出産予定日、もう産後2日目

          2023年9月8日の早朝、出産しました。 体重なんと3420gのビッグベビー。 2日前の健診のエコーで推定体重3100g台だっただけに仰天しました。 しかもそれだけのサイズ感があるからか、新生児の姿として想像していたしわしわ感が無く、産まれたてからほっぺがもちもち。 note更新はもう今日は出来ないかな?と思っていたのですが、ちょうど赤ちゃんが爆睡してくれているので、出産時のことについて書きます。 細々と書いていると日付が変わりそうなので、産後その日のうちに書いた出産レポ

          本日出産予定日、もう産後2日目

          たぶん最後の妊娠記録

          予定日まであとちょうど1週間。 今日から妊娠39週です。 毎週日曜更新を目指して昨年末くらいからゆるゆるとやってきたnote更新も、来週には環境がガラリと変わって出来なくなっている可能性が大です。 そう、予定日かそれより早く産まれるような気しかしないから。 先週の健診では「予定日近くで産まれそうな様子」と言われました。子宮口は閉じているけれどだいぶ薄くなってきているとのこと。言いぶりから勝手に、予定日前後というより予定日直前という意味合いかな?と受け取りました。 前回

          たぶん最後の妊娠記録

          毎年「24時間テレビ」に思うこと

          いつの間にかテレビのない生活を何の問題もなく送るようになっていた。それでも毎年きちんと24時間テレビの放送日は耳に入ってくる。 24時間テレビを最後にまともに観たのは何年前だっただろう?中学生?高校生?どちらにせよ10年ほど前だ。 そうなる前までは24時間のうち何時間テレビに張りつけるかを競う勢いで見ていたし、感動を誘う企画に何度も涙していた。難聴のいとこが通う東京のろう学校が毎年出ていて、毎年何かにチャレンジする企画をやっていた気がする。いとこの姿を探して家族と盛り上がっ

          毎年「24時間テレビ」に思うこと

          臨月、正期産突入

          今日から妊娠37週で正期産突入、つまりいつ産まれてもいい状態になりました。まさに上の写真のようなお腹になっています。 先週の36週の健診で、自宅安静しなくてもよくなりました。 頚管長はそれまでの22mmから11mmに半減していたみたいですが、子宮口や赤ちゃんの頭の位置の状態が安定しているので時期的にもう動いてOKとのことです。 つまりいつ産まれても構わない今日からは、むしろ少しずつ運動をして体力を戻していく必要があります。とはいえ予定日まではあと21日。張りどめの薬を飲み

          臨月、正期産突入