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職場の「セクハラ」「パワハラ」と「交流」との境目

職場でいわれるセクハラやパワハラと、そうでないものの境目はどこにあるのだろう?
そんな話が親しい人達との間で盛り上がった。

ある人は「例えば『がんばって』という意味で少し肩に手を触れただけですぐセクハラと言うのは、やりすぎだと思う。今の若い人は何でもセクハラと言い過ぎ」と言う。
またある人は、その話に続けて「そうは言っても、ニヤニヤしながら腰に手を回してこられた時はさすがにセクハラだと思ったんだけど、どう?」と聞く。
それはさすがにセクハラだよと満場一致し、結局は「信頼関係が築けている相手ならば、肩に手が触れたところで何も不快にはならない。ろくに信頼関係が成り立っていない相手ならば、たとえ肩に手が触れるだけでも嫌な気持ちになるものだ」という結論で全員が納得をした。

親しい人達との話はここまでで終わったのだが、後にひとりで“境目”を考え続けて、はたと「簡単な話では?」と気づいた。
昭和の感覚がはっきり残っていて男だらけなウチの職場では、「セクハラとかパワハラとか言い出したら何も出来ない」なんて意見が最も共感を集めるくらいな有様だが、線引きなんて難しい話ではない。(もっとも、何も出来ないと思うなら何もしない方がいいよと声に出したい。)

どう考えたか。
・上司
・異性
・同性
のうち、どれかの属性に対しては出来ないと思う態度は、職場の全ての人に対しても取らないようにすれば良いだけだ、と考えた。

例えば、「がんばって」と肩に手を触れる行為。上司に同じことが出来るだろうか? 出来ないなら他の人にもやらない方が良い。頭を手でポンポンする行為も同じだ。腰に手を回す行為もこれ。
休憩中に下ネタで盛り上がりつつ、女性の社員が来るとスッと話題を終わらせる人達。異性に聞かれるのが気まずい話なら、初めからして良いものではない。少なくとも職場内では。
少し歳を重ねた男性にありがちなのが、相手が女性だと判断すると相手を下に見て高圧的な態度をとること。同性である男性相手なら穏やかに対応できるのに。これは、もし女性だらけの職場なら逆もありえるかもしれない。同性に対して出来ないことは異性にもするものではない。

職場以外も含めてあらゆる場所でと考えると破綻してくるところもあるだろうが、職場内ではこのくらいの考えで過不足はないのではないか。
ちなみに、上記の例は全て、自分が今の職場で経験したこと。休職して1年以上経つと、よく耐えてきたものだと自分に感心してしまう。

自分は、この感覚が社内に共有されればセクハラやパワハラというものは社内から消えると、今のところ考えている。
この意見についてどう思われるか、いろいろな人から聞けたら嬉しい。


現状、自分の生き様や思考を晒しているだけなので全記事無料です。生き様や思考に自ら価値はつけないという意志の表れ。 でも、もし記事に価値を感じていただけたなら、スキかサポートをいただけるとモチベーションがめちゃくちゃアップします。体か心か頭の栄養にしますヾ(*´∀`*)ノ