851杯目:インフラを1本にする怖さ
昨日、久しぶりにトヨタのハイブリット車をドライブしました。
信号待ちからスタート、発進直後からモーターにより生み出されるトルクでとても乗りやすい。
ガソリンエンジンの場合、基本トルクを太くするのには排気量が大きくなければならない。
小排気量の場合、そうではないのでそれを補うために、エンジンを高回転まで回さないといけない。
そうすると排気ガスも多くなるし燃費も悪くなるから燃料も必要以上に消費する。
燃費の話を横に置いて考えても、ガソリンエンジンの弱点をうまく補ったシステムだと思います。
1997年、トヨタが世界で初めてハイブリット型量産車としてプリウスを発売。
『21世紀に間に合いました』と、当時聞いたキャッチコピーはすごく良かったなー。
とうとう数年後にまで迫った21世紀。どんな世の中になるんだろう?という期待と共にワクワクしたものです。
その前に、1999年を無事に乗り越えられるだろうか?という不安も個人的にはありましたが…f^_^;)
子供の頃から某予言を信じていたので…
それから25年。
自動車も電気自動車の波が少しずつ来ています。
環境問題…分からなくもないのですが、100%電気自動車にする流れって正しいんですかね?
個人的に、トヨタにはまだまだハイブリット車を極めてもらいたいと思ったりします。
環境問題だけでなく、自動車としての使いやすさをも両立させているハイブリットシステムは、自動車メーカーとして素晴らしいシステムだと思います。
と、言いながら昨年のトヨタの発表会で大量の車種による電気自動車を発表していたので、世界の流れに合わせざるを得ないのかな?って思いましたがf^_^;)
電気自動車にすれば、前記したようにモーターによりトルクが太くなるので、とても乗りやすい自動車になると思います。
電気自動車を1台作るのにも、現在の自動車を作るより圧倒的に部品点数も減るので環境にもやさしいかもしれません。
もちろん排気ガスも出さないし、もちろん化石燃料を使わなくて済むのでさらに良いと思います。
しかし、ここからが本題なのですが、電気自動車って充電しなくちゃならないんですよね。
現在の自動車はガソリンとか軽油を燃料として入れて走るので、それが電気に置き換えられるので当然ですね。
しかし、その電気って日常生活でも使っています。
もうなくてはならないものになっています。
電気がなかったら、もう暑さ寒さにも耐えられないどころか命の危険性も…
絶対に無くなってはいけないライフラインです。
自分は東日本大震災を経験しました。
家が倒壊するとか住めなくなるとかまでの被災ではありませんでしたが、それなりに今まで味わったことのない恐怖を経験しました。
市内は停電になり、水道から水が出ない…もちろん夜は真っ暗…トイレが流せない…お風呂に入れない…
そんな時に助かったのが、石油ストーブだったり、カセットコンロ式のガス台だったり、懐中電灯だったり、ロウソクだったり…
そして避難してから自動車の中で暖を取ることができたのです。
3月とはいえまだまだ寒い頃でした。
夜はとても寒くてそのままでは眠れません。
みんな自宅から避難して、近くの小学校の校庭に自動車で避難して、その中で毛布を被り朝晩は自動車の暖房で暮らして、そこで自衛隊による水の供給を受けました。
ハイブリット車の人は、車から電気も取れたので、ご飯も炊けたと言っておりました。
そりゃ自動車でもガソリンがなくなったらアウトですが、電気がない期間はそれで何とかやり過ごせたのです。
住んでいる市よりも、いち早く電気が通った隣の市町村に移動してお風呂を入った人や洗濯をした人もいました。
100%電気自動車になったら、それらも充電分がなくなったら全てアウトですね。
停電というのも、昔と比べればほぼないと言っていいくらいの時代にはなりましたが、家の中での生活のものと移動手段まで100%同じインフラになる恐怖というのは、被災を経験した者としてはあります。
大地震じゃなくても、最近では毎年のようにどこかで自然災害に見舞われて避難を余儀なくされている日本に合っている物なのでしょうか?
100%電気自動車にすることって…
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貴重なお時間の中、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 駄文ながら一生懸命書かせていただいていますので、またいらしてください。