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1131杯目:サーブミスによる否定的な意見…オリンピックの怖いところ

パリ・オリンピックの男子バレーボールで、メダルの可能性も期待できた日本代表がフルセットの末、惜しくも準々決勝で負けました。
すごく良い試合で、『たかが1点されど1点』ドラマでもこれでは出来過ぎだろうと思うほどギリギリの試合展開だった。
最終第5セット目最終での、日本選手のサーブミスをSNS等で叩いているわけだけど、ここがオリンピックの怖いところだと思った。

賛否のコメントを見てみると、バレーをずっと見続けた人からすれば、あれは仕方ない、ギリギリでのせめぎ合いなのだから!と肯定的な意見が多く、負けたのは悔しいけど感動をありがとう!と満足している様子が窺える。

ところが賛否の否のコメントを見てみると、あんなのとりあえず相手コートに入れとけば良いだろう!というコメントが見受けられる。
誹謗中傷のコメントは論外だけど、バレーボールが好きでずっと観てきた人と、オリンピックでたまたま地上波で見かけて観てる人、または直前大会のネーションズリーグの成績が良かったから、オリンピックでの男子バレーに期待して観始まった人がいる。
あまり良くない言葉で言うと、それらは『にわかファン』

オリンピックで競技が注目されると、後者の人が圧倒的に多いのでどうしても『にわか』の人の声の方が大きくなる。
それが現代は匿名のSNSがあるから、直接当事者にも届いてしまい始末に追えない。

自分の意見はというと前者の方で、『あれは仕方ない。それよりもここまで色々見せてくれてありがとう!』です。

しかし、後者の気持ちもよくわかるんですよねーf^_^;
それはなぜかというと、自分がVリーグとか追いかけて観るようになったのは3年前。
その時の感想はというと…
ミドルブロッカー?リベロ?ラリーポイント制?…
など、何十年ぶりに観るバレーボールは戸惑いばかり。
ボールが白じゃないのも戸惑ったf^_^;)

全然、同じ競技でありながら、バレーボールは自分が子供の時に見ていたバレーボールとは別物でしたf^_^;)
その戸惑いの中に、サーブの凄さの違いもあった。
それは男子も女子も…

サーブってとりあえず相手コートに入れて、相手のスパイクをブロックするか、レシーブをして体制を入れ替えて点数を取りにいくってものだと思っていた。
ところが現代のサーブは完全に点を取りに行くためのもの。
最低でも相手を崩して思うような攻撃体制に持ち込ませないためのもので、完全に攻撃の一つなんですよね。
だからネットギリギリを通過するサーブをしたり、ラインギリギリを狙ったサーブ、それも球速がある勢いのあるボール。
そうなると、失敗するリスクも当然大きくなってくる。
でも、そのリスクがあっても攻めていけなければ試合には勝てない。

その非難しているサーブがあった試合だって、冷静になって思い返せば、どちらのチームもそこまでリスクを負ったサーブの攻め合いもあったのは明確なのに、なぜかそこのサーブに関して否定的な意見を言う人がいる。

なんであそこまでギリギリのサーブをしなくてはならないのか?
昔のようにサーブ権が相手に移るだけではなく、即相手の得点になってしまうのに…
そんなこと百も承知で試合をしている選手をリスペクトしていれば、誹謗中傷はおろか否定的な意見なんて出るわけないんですけどね。

そこが誰もが注目して、見たこともない競技も観るオリンピックの怖いところ。

現代のバレーボールのサーブは、
『そ〜〜れ!』なんて流暢な掛け声をするサーブなんかじゃない!

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貴重なお時間の中、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 駄文ながら一生懸命書かせていただいていますので、またいらしてください。