ZUHO

バンコク在住/タイ人夫と6年間の遠距離恋愛を経て結婚し、バンコクに移住/旅の記録、海外…

ZUHO

バンコク在住/タイ人夫と6年間の遠距離恋愛を経て結婚し、バンコクに移住/旅の記録、海外在住者として思うこと、その他雑記

マガジン

  • 旅の思い出

最近の記事

  • 固定された記事

サマルカンドで警官とランチ【ウズベキスタン旅①】

2017年8月、お盆をフル活用した9泊11日のウズベキスタンの旅でたくさんの思い出ができた。 なぜウズベキスタンに行きたいと思ったかというと、小学生の時にテレビでシルクロードのどこかの国を訪れていて、そこでやたらとTVディレクターが現地の人に暖かく、というか熱烈にもてなされている姿を見たことがきっかけだ。 なんでも、シルクロードの人々は、古来から旅人を丁重にもてなす文化があるそうで、私はそんな文化を感じたかった。性格が内向的で、なかなか人に心を開くことができない自分の性格か

    • 妊娠後期の記録:こんなにキツいって聞いてない

      MBTIがINTJの感情より論理な妊婦が書いているので、サバサバした内容になってます。もっと感情豊かな方だったらもっと愛おしさがいっぱいな後期妊婦レポになると思いますので、不安症の方は読まないでください・・・! 妊娠初期の自分には「妊娠中期をもっと楽しんで!」と言いたかったし、 妊婦が周りにいたころの自分にとっては、妊娠後期にこういうケースがあることをもっと知っていたら、より妊婦さんを思いやることができたのになあと思うので、この記録を残します。 妊娠後期がこんなに辛いって

      • 傷ついたらその時に #不妊治療を経た妊娠

        以前からいくつか不妊治療に関する記事を書いてきた。最後に、胚移植をするまえに書いてからもう半年も経過してしまった。 結果、妊娠することができた。 現在、妊娠8ヶ月に差し掛かろうとしている。お腹のなかで別の生命体が動いているのを感じていると、まだまだ信じられないような、不思議な気持ちになる。ヒトの中にヒトがいるって、当事者になってみると、感動よりも、変じゃないか?という気持ちになったのが、自分らしいなあと思った。 妊娠を希望してから3年、不妊治療クリニック通院は約1年半。

        • 私をいじめたあの子は、二十歳で死んだ

          中学1年のときに仲良くなったクラスメイトがいた。仮に、彼女の名前をアキとする。 アキとは部活が違ったし、元々仲の良い友だちグループ(そう、あの女子独特のグループだ)も違ったけど、何をきっかけにか仲良くなった。私は内向的で自己表現が苦手、おとなしい13歳で、アキはそんな私をリードしてくれて、一緒にたくさん変なことをして、笑わせてくれる存在だった。アキと一緒だと、自分1人でできなかったことがたくさんできて、私にとって新鮮な友だちだった。 中学2年のクラス替えでも、また同じクラス

        • 固定された記事

        サマルカンドで警官とランチ【ウズベキスタン旅①】

        マガジン

        • 旅の思い出
          5本

        記事

          タイは好き?と聞かれて、そこまで好きじゃないけど、と答えられる人間関係がほしい

          海外に住んでいると避けられない質問、それは現地の人からの「(住んでいる国)は好きか?」という質問だ。 質問をしている人からすると、当たり障りのないスモールトークのつもりだろう。 この場合の模範解答は、「ええ、好きですよ!いいところですね。」だと思われる。 「嫌い」「そんなに好きじゃない」と答えようものなら、せっかく仲良くなろうとしたのになんて興醒めする答えをするんだと嫌われるに違いない。 「まあ、いいところも悪いところもありますね」なんて曖昧な答えも、いまいち盛り上がらない

          タイは好き?と聞かれて、そこまで好きじゃないけど、と答えられる人間関係がほしい

          母になれないかもしれない私への覚書

          ずっと、自分はいつか母親になって子どもを育てるんだと思っていた。 子宮外妊娠を経験し、不妊治療が難航して、自分達は子どもを持つ確率が他の人よりも少ないと知った時、これからの人生をどう生きていけばいいのかわからなかった。 妊娠を希望して約3年、不妊治療をして1年半になる。始めた当初は、体外受精をすればすぐに妊娠できるだろうと、これまた当然のように思っていた。しかしそうはいかず、どん底に落ちてしまった。結果が思うようにならずに何度も泣いて、どうしてこんな目にあわないといけないの

          母になれないかもしれない私への覚書

          【タイの朝ごはん】豚の血スープを食べる

          最近週に2回のペースで、朝ごはんに豚の血を食べている。 文章にするとグロテスクで、自分でもちょっと引く。 「豚の血スープ」といっても、真っ赤な血のスープを食べるわけではない。 クリアなスープに、豚の血を固めたゼリー状のもの、豚の肉団子、豚肉の薄切り、豚のモツをサッと煮た食べ物だ。 熱々の土鍋で提供される。 我が家の近所に、この豚の血スープ専門店があり、朝から地元の人で満席で、お昼前には売り切れてしまうことが多いほど人気だ。 豚の血と想像して、臭みがあるんじゃないかと思

          【タイの朝ごはん】豚の血スープを食べる

          どうして赤ちゃんが欲しいんだろう

          初めて赤ちゃんが欲しい、と思ったのは、幼稚園生の頃だった気がする。 自分も5歳、6歳そこらの子どもだったけれど、2歳くらいの友だちの妹がとっても可愛くて、その友だちの家に行くたびに可愛がっていた。赤ちゃんってどうしてこんなに可愛いんだろう、自分もいつか欲しい、と漠然と思っていた。 赤ちゃんが可愛い、子どもが可愛い、という思いはずっと消えず今に至る。 結婚式や転職に区切りをつけて妊活を始めたのが2年半前。私たち夫婦のところに来てくれるはずの赤ちゃんはまだどこかで寄り道をして

          どうして赤ちゃんが欲しいんだろう

          note10本目で自己紹介

          noteの10本目の記事で、遅ればせながら自己紹介をさせていただきたいと思います。 タイ・バンコク在住 タイのバンコクに住んで、現在5年目に差し掛かっているところです。 住み始めたきっかけは、タイ人夫との結婚です。タイ人夫とは、学生時代に留学先で知り合い、6年間の遠距離恋愛を経て結婚しました。 言語 日本語、英語、中国語、タイ語の4つの言語を使うことができます。 ただし、飽き性で大雑把、単純な暗記が苦手な私は、ネイティブ以外の3つの言語については不完全な部分が多く、完

          note10本目で自己紹介

          故郷はあなた-大好きな私のタイ人家族-

          直近の2つの記事で、タイ生活での不満を書いてしまったので、タイの好きなところを書かなければ思い、考えを巡らせていた。 妊婦さんや子どもに優しい LGBTQに寛容 マッサージが安い 電車で男性が女性に席をゆずる文化がある 基本的に無理をしない 写真を撮るのが好き 外国人が住みやすい ぱっと思いつくことはこんなところだが、どうも考えを深めていくと、表と裏がある。長所と短所は表裏一体であるように、タイの好きなところも、タイで暮らして5年目になると、能天気に長所だと思

          故郷はあなた-大好きな私のタイ人家族-

          タイで暮らして5年目、心境の変化ータイになじむ私となじまない私ー

          タイになじまない私 ある週末の朝、気分がのらなくて近所のおしゃれなカフェで優雅に朝食をとろうとして、思いがけず神経を逆なでされてしまった。 ホットのタイティー80バーツとサンドイッチ120バーツとメニューにあり、そのつもりで200バーツ会計をしようとしたら、お会計は210バーツと店員さんに言われた。 メニューにはアイスのタイティーが90バーツと書いてあったので、店員さんがアイスだと勘違いしたのか、私が言い忘れたのかと思い、 「タイティーはホットですが」と尋ねた。 店員さ

          タイで暮らして5年目、心境の変化ータイになじむ私となじまない私ー

          ウズベキスタン人にとって言葉は壁ではない【ウズベキスタン旅⑤】

          2017年の夏、9泊11日の旅でウズベキスタンが大好きになった。ウズベキスタンの人々との素敵なエピソードは今までの4話のnoteに書いてきたが、なぜこんなにもウズベキスタンが好きなのか、理由を考えてみた。 ウズベキスタンが大好きになった理由を突き詰めて考えると、 言葉の壁を壁と思わないウズベキスタンの方々の大らかさがあったから だと思う。 私たち2人は、いつもその土地の言葉を少し勉強して、現地の人とコミュニケーションをとることを楽しんでいるので、基礎的なウズベク語はインタ

          ウズベキスタン人にとって言葉は壁ではない【ウズベキスタン旅⑤】

          noteをはじめた理由-自分の意見で生きていきたい #読書感想文

          ちきりんさんの「これからの世の中を生き抜くために必要とされる根幹の力」について解説するシリーズの4冊目が、『自分の意見で生きていこう』だと知って、最初はピンとこなかった。 自分は他の人とは違って、社会問題に関心があるし、意見を持っている、と思っていたのだ。 そんな私が、本書を読んで気づいた。 社会問題に対して「なぜこんなことが起こるのだろう?」という関心を持って、インターネットで調べたり、追加で本を読んだりするが、その問題についての賛成か反対かの意見を明確に持っていなかっ

          noteをはじめた理由-自分の意見で生きていきたい #読書感想文

          これ見れば安心!韓国旅行事前準備リンク集【22年10~11月時点】

          旅行の準備が大好きだ。次の旅行の準備のための情報収拾をする時間が癒しで、わくわくする時間で、旅行前のストレス発散方法だった。 今回の韓国・ソウル旅行は10月末の渡航で、コロナ明け初の観光海外旅行。久しぶりの旅の情報収拾が楽しすぎて、これが自分のいちばん得意なことなんじゃないか?!、と調子に乗ってしまったので、そのまま調子に乗り、海外旅行好きで情報収拾オタクの私のブックマーク集を共有させていただく。ブックマーク先の皆様、情報ありがとうございました! 1:出国・入国規制に関する

          これ見れば安心!韓国旅行事前準備リンク集【22年10~11月時点】

          ヒヴァでお爺ちゃんの追っかけをする【ウズベキスタン旅④】

          ウズベキスタン8日目、ヒヴァはサマルカンドやブハラと比べて、とてもこじんまりしていて雰囲気のよい街だった。二重の城壁に囲まれている街で、観光客が訪れるのは内城の”イチャン・カラ”と呼ばれるエリアである。この内城がそのまま残されているのはウズベキスタン内でも珍しいのだとか。1990年、ユネスコの世界遺産に登録されている。 私と友人は観光途中に、ヒヴァ観光中のお爺ちゃん3人組と出会った。どうして観光中かとわかったかというと、観光地によくいる、ちょっといいカメラを持って写真を撮っ

          ヒヴァでお爺ちゃんの追っかけをする【ウズベキスタン旅④】

          私の命の恩人、ブハラの人々【ウズベキスタン旅③】

          ウズベキスタン5日目。サマルカンドからブハラへ。ブハラもサマルカンド同様、シルクロードの主要な都市で、2000年以上の歴史がある都市だ。旧市街地は歴史地区として保存されていて、当時の面影が残っている。 ブハラの人々は私の命の恩人だ。 命の危機とは今となっては大げさだけど、私はブハラ観光中に中等症の熱中症にかかってしまったのだ。熱中症は重症になると命を失ってしまうくらい危険だ。学生時代に野外活動が多いサークル活動をしていたから、熱中症の危険性と対策をとことん仕込まれ、水をこま

          私の命の恩人、ブハラの人々【ウズベキスタン旅③】