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夕日の空中都市

ある空に空中都市があった。

常に空を飛び、住む人々は下界を見下ろす。

あんなに汚い世界に戻る事はもうないだろうと。

だけど空中都市に住む1人の少年は毎日、都市の展望台から下界を見下ろすというより眺めた。

だけども都市の明かりと雲が鮮明なる大地を見せてくれない。

そんな少年を気にしてか1人の老人が声をかける。

老人は「少年に大地が見たいのか。」と聞いた。

少年は違うと言った。

少年はすぐ「この都市と空は本当に綺麗か疑問だと。」答えた。

少年と老人はその後オレンジ色の空を眺めた。

空に住むものは空を見上げる事はない。

空中都市はまだ明るいのに空を照らす。

まるで我らが綺麗だと言わんばかりに。

自らを太陽と言わんばかりに。

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