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OTHER SIDE

誰よりも努力したのに不真面目って言われるのは何回目だろう。

誰よりも泣いてきたのに元気と勘違いされたのは何回目だろう。

最後は端に追いやられ、似たもの同士で群れるがいいと怒鳴るんだ。

嫌な人、嫌な扱いには慣れているけど、完璧を求める人が脆い理由は今でもわからない。

僕らは向こう側の人からすれば黒くて悪で、彼らは自ら白くて正義と言い張るんだ。

だけど僕らの方が意外とずっしりしてて、彼らの方が崩れやすい気がする。

なんでも白く、白くと焦る割には濁って冷たい世界をうろついている。

追いやられた世界の方が何倍も彩り豊かで、何もかもが広がって見える。

もし誰かが白にうんざりしたらここに連れてこよう。

「色はひとつじゃない」と。

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いかがでしたか?ジコマンキングの短編小説100作品目でした。

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