見出し画像

超個人的クラリネットの選び方

こんにちは、ゼシカです。
今回はクラリネットの選び方について
記事にします。

なぜこの記事を書いたかというと
この前に書いた記事である
「超個人的フルートの練習法」
こちらの閲覧数が多かったからです。
「超個人的クラリネットの練習法」も
閲覧数は多かったので
クラリネットの方も記事にしたいと思います。

今後は「超個人的」シリーズとして
フルートとクラリネットについての
無料マガジンをまとめますので、
それぞれ読んでいただけると
嬉しいです。


楽器について

クラリネットは18世紀始めに誕生したといわれております。
その語源はイタリア語の「Clarino(小さなトランペット)」です。
当時の楽器は音域が限られていて
信号音的な演奏が特徴だったため、
そのように呼ばれました。

しかし現在の楽器は大いに進化して、
音量の変化、音域の広さでは
他に類を見ないほど豊かになりました。

素朴であり、独特な音色はさまざまなジャンルで使用されます。
オーケストラでは花形楽器のような派手さはないものの、
印象的なフレーズを担当し、吹奏楽では複数の人数で演奏し、
まさに主役といった場面も多いです。

また、ジャズにおいてのクラリネットは、
歴史的に非常に重要な意味をもち、
ディキシーランドジャズや
初期のスウィングジャズでは
かかせない楽器でした。

クラリネットは運指の違う2種類のキーシステムに分かれます。

現在、一般的に広く使われているのが「ベーム式」クラリネット。
そして主にヨーロッパ諸国で多く愛されているのが
エーラー式」クラリネットです。
エーラー式はベーム式とは指使いが全く異なり、
マウスピースやリガチャーも、独自のものを使います。
それゆえ独特の音色を持ち、
ベルリンフィルやウィーンフィルなどといった伝統ある
オーケストラのクラリネットパートも、
永きにわたりこの楽器を使用しています。

楽器の歴史

クラリネットは木管楽器の中でも比較的新しい楽器です。
定説ではニュルンベルクの楽器製作者
ヨハン・クリストフ・デンナーによって、
18世紀初頭に発明されたと言われています。
それまでにもシャリュモーという類似の楽器がありました。
しかしシャリュモーは低い音域を得意としましたが、
クラリネットは高音域にも豊かな響きを持つという
特性があったのです。

クラリネットには多くの家族(同属楽器)が存在します。
ピッコロクラリネット(エスクラ)、
アルトクラリネット、バスクラリネット、
コントラバスクラリネットなど
様々なサイズによる楽器があります。
少々構造が異なりますがバセットホルンなども
クラリネットのファミリーです。
湾曲した管を持つバセットホルンは
18世紀後半に発明され、
主に古典派の作曲家たちの作品で使われました。

同じサイズの楽器でも、管の長さが異なる楽器もあります。
例えばソプラノクラリネットでは、
C管(つぇーかん)と呼ばれる最も短いものから、
最も長いG管(げーかん)まで様々な長さの楽器が用いられていました。
現在ではB♭管(べーかん;変ロ調)または
A管(あーかん;イ長調)の楽器が使われることが多いです。
クラリネットはマウスピースに装着された
シングルリードで発音する楽器です。
ボアと呼ばれる円筒形の部分にはキイが付けられ、
その操作によって音高を変化させます。
キイは18世紀前半では2つしかありませんでした。
しかし、よりしっかりとした音程と半音階を容易に
演奏できるようにするため、少しずつキイの数は増えていきました。

現在の標準的な構造は、
楽器製作者のテオバルト・ベームが作った
木管楽器のアイデアを元に、
クローゼが19世紀の半ばに完成させました。
ベームの方式を元としているためベーム式クラリネットと言います。

クラリネットの材質にはいろいろありますが、
古楽器は主にツゲで作られていました。
しかし現代では古典音楽の時代とは、
音楽自体も、演奏者に求められることも変わっています。
それとともに楽器も、
表現力が豊かで難しいパッセージを速く吹け、
ダイナミックスレンジも広くなるものへと変化しています。
現在のクラリネットの主流の材料であるグラナディラは、
ツゲに比べ比重が大きく、しっかり体で支えて演奏できるので、
大音量で吹くことができます。
また、小さな音で吹いても音が細くならず、
柔らかい音がします。
グラナディラはまさに今の音楽に求められていることが実現できる、
時代の流れに合った素材とい右ことになります。

楽器のタイプについて

クラリネットは運指の違う2種類のキーシステムに分かれます。

現在、一般的に広く使われているのが「ベーム式」クラリネット。
そして主にヨーロッパ諸国で多く愛されているのが
エーラー式」クラリネットです。

エーラー式はベーム式とは指使いが全く異なり、
マウスピースやリガチャーも、独自のものを使います。
それゆえ独特の音色を持ち、伝統ある
オーケストラのクラリネットパートも、
永きにわたりこの楽器を使用しています。

19世紀半ばに宝石職人の息子で
フルート奏者でもあったベームのアイデアを元に、
今とほぼ同じ16キイのクラリネットがつくられました。
これが今も続くベーム式です。
エーラー式に比べて指使いがとても簡便です。
ベーム式の小指のキイはティアドロップ型で、19世紀末から20世紀初めごろ流行したアールヌーボー様式の名残なのです。
現在のクラリネットの多くがこの方式を採用しています。

エーラー式は、モーツァルト、ウェーバー、ブラームスなどの
大作曲家が活躍した時代の方式を受け継いだクラリネットです。
現在もドイツやオーストリアで広く愛用されています。
モーツァルトやベートーベンの時代は
ベーム式が生まれる前で、エーラー式の前身が主流でした。
今でもウィーン・フィルハーモニー管弦楽団や
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団はエーラー式を使っています。
指使いはベーム式より難しいのですが、
伝統的な音がこれらのオーケストラでは重視されています。
小指のキイが平たいデザインで、小指を滑らせやすいように、ローラーが付いています。

メーカーについて

【主なメーカー】
・YAMAHA(ヤマハ)
・Buffet Crampon(ビュッフェ・クランボン)
・Patricola(パトリコラ)
・SELMER(セルマー)
・BACKUN(バックーン)
・Leblanc(ルブラン)
など

推したい楽器

クランポンです。これはプロがよく使うメーカーでも
あります。私も持っています。
音がしっとりとしている感じがあります。
また、種類によって出る音が違います。
私の持っているR13シリーズとRCシリーズでは
全然音が違います。
私の大学の先生はToscaを使っていました。

セルマーです。私が楽器を買う際に
試奏したメーカーになります。
お洒落な音がするイメージです。
クランポンとの音色も違います。
どちらかというと華々しい音です。
私の中学の頃のコーチが
使っていました。

https://www.dolce.co.jp/cms/wp-content/themes/dolce/images/upload/Backun_Catalog.pdf

バックーンです。
最近作られた革新的な楽器で
クラリネットの雑誌では
かなりメインで取り上げられています。
現在では、YAMAHA(ヤマハ)、
Buffet Crampon(ビュッフェ・クランボン)、
SELMER(セルマー)、BACKUN(バックーン)の
クラリネット4大メーカーとも言われるほどの
知名度の高さです。

最後に

いかがでしたでしょうか。
クラリネットはメーカーが多いですが、
プロの奏者が好んで使っているメーカーが
他の楽器と比べてかなり偏っています。

みなさんも試奏してみて
お気に入りのメーカーを
見つけてみてください。

クラリネットの金額について
補足でおよその目安になりますが、

初心者モデル 10~30万円
中級者モデル 30~50万円
上級者モデル 50万円以上

になります。

上手な人であれば、
正直お求めやすい価格のものでも
上手に吹き切ります。
高い楽器を買えば、
上手くなる訳ではなく
練習すれば上手くなる
ものなので、その点を
ご注意ください。

ここまで読んでいただき、
ありがとうございました。

フォローとスキを押していただくと
励みになります。

フォローが100人になるまでは
フォローバックする予定なので、
ぜひ繋がってくれると嬉しいです。


よろしければサポートお願いします🙇 いただいたサポートは音楽活動費に 使わせていただきます! いい曲を世に出して行けるように 毎日必死に頑張ります💪